私は、自分のことを人に話すこと苦手、人と打ち解けて仲良くなることに時間がかかるタイプの人間です。
昔に比べたらかなりましになったものの、後でああ言えば良かったと後悔するくらいその場で言えなかったり、私の話なんて興味ないよねーと思ってしまったり。
伝えたいと思っているのに、自分でセーブしてしまうという矛盾した感じがいつもつきまとっています。
自分のことを語ったり、人と仲良くなることって、自分をオープンにして気持ちを表現することだと思ってます。
何をどんな感じで話すのか、どのように人と距離を縮めるのか、人それぞれで思いっきりその人の個性がでる部分ですよね。
苦手だからこそなのか、同じようなタイプの人の気持ちはとてもよくわかります。
人のことだからもっと心を開いたらいいのに、もっと自分を表現したらいいのにと思うことがあります。
それは、待っているだけではダメで、自分からコミュニケーションを生んでいくことが自分の器を広げていくことだとわかってはいるからです。
こんな私でも気持ちの良い循環ができていることに気づいたり、人が飛び込んでくれたことで自分が認められた気がするそんな幸せ感を与えてもらっているから。
自分から気持ちを表現して人に飛び込むことって、相手の存在を肯定してあげることなんですよね。
だからこそ、自分の気持ちを表現することって大切なんじゃないでしょうか。
自分の気持ちを人に話したり、人の話を聞いたりして自分のことを知っていく。
感覚や感情は言葉にするのは難しかったりするけど、何か人と人の間に挟むものがあったらそれがきっかけとなって話しやすくもなる。
私がアートに強く惹かれるのは、作品に表現されているアーティストの感情・考え方・生き方に触れることができるからです。
アーティストがどんな風に育って、どこで何を学んできたのか、どんな家族や友人がいるのか、何を目指して作品を作っているのかなどその人のことを知りたい!
その作り出した世界観を見たい!わかってあげたい!という気持ちで作品を見てるんです。
間接的だけど、アーティストと心を通わせているそんな気持ちです。
美術家だけじゃなく大きく言うと建築家、工芸家、ミュージシャン 、ダンサー、俳優など作品作りを通して自分を表現している芸術家(アーティスト)を
尊敬しているし、羨ましいと思っているし、もっとその人のことを知りたいと思っている私がいつもいました。
その人物の汗・涙・笑いなど全ての経験や、夢、人間関係、考え方などが凝縮され表現されている作品が好き。
作品を通して表現者を理解したいのです。
その中でも私にとっては美術が特別だったのです。
美術との出会いが、学びたいと行動を変え、価値観を変え、お金では変えない経験や出会いを与えてくれました。
起業を始めて最初は私が作品から受けとったものを話すことでアートが好きな人を広めていきたいという思いがありました。
そうしているうちに、アーティストの人物像、作品を通して、見ている人が思っている言葉にならないものを知りたい、聞いてあげたいというそんな気持ちが湧き上がり、アート鑑賞を通して価値観に気づくというアートの関わり方が形になりました。
対話を作り出すためにアートが人と人との間に挟まってます。
私はこんな風に考えているんだ、私はこんなことが好きなんだと気づいて欲しい。
自分のことを知って自分を表現して欲しい。
そして、アーティストの表現方法がアーティストの数だけあるように、アートとの関わり方はもっともっと自由で良くて、そんな関わり方をする人を増やしていきたいと思っています。
アートとの関わり方がアーティストみたい
その人が作った作品が好き
これは今参加している講座で講師の方から、アートに対する私の想いや考え方を話を聞いていただいて言われたことなんです。
その時はぼんやりとしか理解できてませんでした。(自分の中で理解するのに時間かかるんです・・・)
それが今週一週間色々な方向から考えていて、何だか全てのことと繋がってきたんじゃないかと思ってます。