当然なんだけれど、毎日毎日コロナウィルスのニュースばかりで、気が滅入ることも多いですね。
それでも正しい情報は知りたいけど、本当に情報はきちんと出してくれてるのか?って疑っている毎日でもあります。
増え続ける感染者数や政治家たちへの批判などだけでなく、広い視野で見ている人の話も聞きたいなと思っていたところこの記事見つけました。
歴史学者で哲学者、世界的ベストセラー『サピエンス全史』『ホモデウス』の著者である、ユヴァル・ノア・ハリア氏が、TIME誌に寄稿した記事の日本語訳。
彼の本も読んでみたいと思いながら、上下巻もあるしとなかなか手が出せずにいましたが、これを機会に読んでみようかな。
3月15日に発表された記事のタイトルは「人類はコロナウイルスといかに闘うべきか――今こそグローバルな信頼と団結を(原題:In the Battle Against Coronavirus, Humanity Lacks Leadership)」
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『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、 “新型コロナウィルス”についてTIME誌に緊急寄稿!
彼が言っているコロナへの対抗手段は、分離ではなく協力だということ。
それは、大昔から現在まで過去何度も世界的な疫病が大流行していて、でもここ100年くらいの急激なグローバル化の中でも感染症の流行はあるものの死亡者の割合が小さいのは、隔離ではなく情報であるからだそうです。
今日、人類が深刻な危機に直面しているのは、新型コロナウイルスのせいばかりではなく、人間どうしの信頼の欠如のせいでもある。感染症を打ち負かすためには、人々は科学の専門家を信頼し、国民は公的機関を信頼し、各国は互いを信頼する必要がある。この数年間、無責任な政治家たちが、科学や公的機関や国際協力に対する信頼を、故意に損なってきた。その結果、今や私たちは、協調的でグローバルな対応を奨励し、組織し、資金を出すグローバルな指導者が不在の状態で、今回の危機に直面している。
今回の危機の現段階では、決定的な戦いは人類そのものの中で起こる。もしこの感染症の大流行が人間の間の不和と不信を募らせるなら、それはこのウイルスにとって最大の勝利となるだろう。人間どうしが争えば、ウイルスは倍増する。対照的に、もしこの大流行からより緊密な国際協力が生じれば、それは新型コロナウイルスに対する勝利だけではなく、将来現れるあらゆる病原体に対しての勝利ともなることだろう。
国、勤務先、中国やWHOへの不信感などがある。
でも協力しあって頑張ろう!とたくさんの人が自分にできることを考えてやりはじめていることもある。
今後どうなっていくのかなと思いながら記事を読みました。