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アウトプット鑑賞、対象がアートになるとなぜ難しそうになってしまうのだろうか

2020-09-13 By Yoko

13 9月

アウトプットアート鑑賞とは

あなたはアウトプットアート鑑賞をやったことありますか?

アウトプットアート鑑賞とは、作品を見て

見えるもの
気がついたこと
感じたこと

などを口に出していく鑑賞方法です。

 

私は”対話鑑賞”という言葉を使ってますが、同じようなものですね。

たとえばこちらの絵だったら、

「橋があって、馬車が通ってる」
「洗濯している8人の女性のグループがいる」
「天気の良い日の風景」
「川の水面に波紋が見える」
「沈みかけの船がある」
「女性たちがおしゃべりで盛り上がってそう」
「近所の人たちの噂ばなししてそう」
「変わった橋。どんな仕組みなんだろう」

 

など、こんな感じで、グループでも1人でもできます。

 

このアウトプット鑑賞の良いところは、作品を見ながらアウトプットしていくので
よーく”観察”ができるということです。
この”観察”がポイントです!
良くみるから絵の色んなところに気がつける。
特にグループでやってみると、人のコメントを聞くことで、
自分が気がつけなかった視点でも見ることができるようになります。

そうやってアウトプットをしていくうちに、
自分の物の見方に気が付きます。

さきほどのアウトプットを振り返ってみると
「女性たちがおしゃべりで盛り上がっていそう」という感想がありました。
実際には複数人の女性がいるという事実だけですが、女性がたくさんいればおしゃべりでワイワイいってるんだろうなー
というその人の判断基準で見ているんですね。

さらに観察やアウトプットを深めると、絵のタイトルや解説は知らないのに、画家が描きたかった本質に近づいてくるのです。
”観察”するようにじっくりと見て、そこから感じ取ったことでイメージを広げていく。

 

これがアウトプット鑑賞の醍醐味。
でもこんな風にいってもなかなかその良さって伝わらないなともどかしい思いをしています。

語る対象が違うだけで、日常でアウトプット鑑賞に似たことやっています

 

でも、じつはアウトプット鑑賞と似たようなことを私たち普段からやってるんだよーと聞くとどう思われますか??

例えば、私もそうですが会社員の方だったら

会社の愚痴
上司の愚痴

同僚との飲み会などで思いっきり話してないですか?
今はコロナのせいでそんな機会がめっきりと減ってるかもしれないのですが・・・

 

これもアウトプット鑑賞なんですよ、言ってみれば笑
上司という作品(?!)に日々接してて(これが鑑賞みたいなもんですね)

見えること
気がついたこと
感じたことを
を語ってないですか?

発言している人が上司をどう見ているのか判断して語っています。
その人の価値観を通して、上司を判断して発言してる。
だから変だよなと思うところ、腹立つなと思うところ、すごいなと思うところなど人によっても違っていたりすることもあれば、
そうそう!って同感して盛り上がったりもする。

 

あれはなんだよーって、怒りがこみ上げてくるってことがちょっとアート鑑賞とは違うかもしれませんが・・・笑
大きな声では言えませんが、私も最近ありましたよ。
「何なのあの長くてどうしようもない朝礼は!」っていうのが。

アート鑑賞と飲み会の愚痴とは極端な比較なのかもしれませんが、
何となく分かっていただけるといいなと思ってます。

 

そして、アウトプットする対象が”アート”になったとたん、後付さりしたくなるのはなぜですか?

 

難しそう?
よくわからないし何言ったらいいのかわからない?
アートって自分には関係ない?

 

そんなアートへのハードルの高さを少しでも低くしたい!
アウトプットアート鑑賞が、自分の中の見えてなかった価値観の再確認になることを体験してもらいたい!

対話鑑賞という言葉を使うのをやめて、アウトプットアート鑑賞に変えようかな。

 

 

 

 

 

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【美化ではなく日常の女性や子どもの姿を描いたカサット】


1860年ごろ日本の美術品や工芸品がヨーロッパやアメリカに紹介されてジャポニズムと言われ人気もなりました。


印象派のアーティストがそれらに大きな影響を受けて、作品に生かしていったことは有名ですよね。


さらに、自分でと浮世絵をコレクションしていたり、日本の品を絵の中に登場させたりもしていました。


メアリー・カサットもそんな強く影響を受けた1人で、版画を制作したりもしています。


そして、アメリカ人コレクターのアートアドバイザーにもなって、印象派の作品を紹介したり、アメリカとヨーロッパの橋渡し的存在としても活躍していました。


このアドバイザー的役割については、

@yukimiyamoto777 
さんの著書
「メンタルに効く西洋美術 」にわかりやすく、詳しく書かれていて、こちらを読むことをお勧めしますよー。




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【自分を生かす道を求めて画家にたどり着いたゴッホ】


ゴッホの激しい生き方やアルル時代の作品を見ていると、生きるために描くことが必要だったのだろうなと感じます。


大都会パリの生活に疲れて、1882年2月にアルルに旅立ちます。
アルルではパリで抑えていたものから解放されて、どんどん作品を描くゴッホ。


"自分が自分であるということをさえ意識しなくなる"

という言葉も残しています。





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  【科学的理論で時間をかけ描く 

【科学的理論で時間をかけ描くスーラ】


スーラと言えば点描画
点描画が言えばスーラ


この「グランド・ジャット島の日曜日の午後」は、どこかで目にしている人が多いだろうし、
一度見たら忘れられない作品ではないでしょうか?



印象派は、自然の中で描くこと、見たものの”印象”をすばやくキャンバスに描くことを重視していました。
そして光輝く生き生きとした明るい絵を作り出したけれど、ものの形は不鮮明で構図も曖昧になりやすいなとスーラは感じていました。
前の投稿でもご紹介したルノワールも、その辺りで行き詰まりを感じてました。



スーラはその原因は色の置き方が感覚的なのではないだろうか?と仮設をたてて、科学的な色彩理論で一点一点丁寧に色をおいて描きました。
その絵はもはや新しい印象派。


この絵なんか何点色をおいてるのだろうか・・・と驚きませんか??


以前神戸にあるファッション美術館で、カラフルな色の玉が付いた待ち針でこの絵を作った作品をみたことがあります。


あれはすごかった!!


こういうことなんだなとすごく納得のいった作品で、改めてスーラの凄さを理解できたのでした。







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 【ルノワールとモネの違い】  
【ルノワールとモネの違い】


20歳ごろ、2人ははパリの美術教室で出会います。
そこで出会った画家仲間が、グループ展を開催し、印象派と呼ばれるきっかけとなっていきます。


2人は一時期一緒に描き、とても似ているので見分けがむずかしいものも。


でも、ルノワールは印象派の描き方の限界を感じて、徐々に自分のスタイルを見つけようとしていきます。



2人の絵をたくさん並べて見ると、モネは風景画が多いけど、ルノワールは人物を描く絵が多い。



印象派の技法では、しっかりとした形が失われ、色模様になってしまう。
人物や建物などしっかりと手応えのある存在として描くことができないと考えたのですね。




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【ジヴェルニーの庭は戸外アトリエ兼モネの作品でもある】


印象派を代表する画家を、だれか1人あげてみてと言われたらやっぱりこの人しかいないでしょう!!



印象派って絵画の歴史を変えた革命児たちみたいに言われてるけど、モネは自分の”印象”をできるだけ忠実に描き続けたきたことが結果そうなってしまっただけなんですよね。



もちろん絵の才能や、鋭い感覚が備わっていたのは当然なんですが。



新しいスタイルは世の中になかなか受け入れられず、苦悩も多かったけれど、自分に嘘をつくことない生き方が作品にも力強さと明るさに溢れているように感じます。



人生の後半に移り住んだジヴェルニーに、理想の庭を作る。
それは、自分だけのアトリエであり、モネの作品でもあるのです。




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 大きく「印象派 」とくくられてい 
大きく「印象派 」とくくられていても、
描くものも、描き方も、画家としての生き方も目指すものも違います。



何に惹かれるのか?
どんなところに興味あるのか?



印象派好き!


から


ルノワールが好き
スーラが好き


さらに


絵のために美しい庭を作ったモネの生き方に憧れる
ゴッホの力強い筆致に気持ちが揺れ動かされる


とか語れるようになったらちょっと嬉しくないですか?



そして、そのあなたが惹かれるポイントには、自分の心を満たすヒントがきっとあるはず!




募集中の2月の鑑賞会は、「トライアローグ展」から3つの作品を対話鑑賞します。
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