会社の同僚が手術をするために短期間の入院をすることになりました。
私は平日は会社員をしています。
彼は会社では中間管理職で下からも上からも色々と言われる立場。
そして数人いる中間管理職の中でも経験あり、テキパキ動ける人であり、よく動くなぁー彼ばっかりが仕事してるなぁーって思って見ています。
そして家庭では3人の子どもがいるパパで、家に帰っても家事を手伝い子どもの世話もしています。
そんな彼の話を聞いてると、ゆっくりする時間あるのかなぁと思ってしまいます。
「手術は大変だけど病院にいる時はつかの間のリラックスタイムでゆっくりできたらいいよねー。もう手術は終わったのかなー」と今日は彼のことをそんな風に噂をしていました。
このリラックス。
興味深いことを聞きました。
ついついどこかリラックスできる場所にいくことが必要!とも思いがちですが、大切なのは過ごし方なんだそうです。
私にとってのリラックスは、自然の中で過ごすとか、旅行するとか、湯船にゆったり浸かるバスタイムとか、友人と話すことなどです。
しかしいくらマイナスイオンいっぱいの森の中をウォーキングしていても、たとえば「月曜日会社であれやらないといけないなー嫌だな・・・」とか仕事のことを考えてしまっていたらそれはリラックスにはならないのだそうです。
そんな雑念を取っ払い、今ここにいる自分に集中するそれこそがリラックスなんだとか。
そう考えると、たとえば美術館で絵を見ている時。その絵の中に入り込んでいくような感覚になるときがあります。
絵は見るものだけではなくて、聴覚や嗅覚にもなにかを訴えてくるときがありませんか?
じっと見ていると描かれてる人の話し声が聞こえたり、その場所を吹き抜ける風の音を感じたり。
また湿気を帯びた空気に匂い、干し草の匂いを感じたり。
絵とすごす短い時間ではありますが、今のこの時間に集中してありのままの現実や心の状態を受け入れる。
それがリラックスになるんですね。
コロナで美術館に行くことがなかなか難しい今ですが、ぜひ行かれたときは解説をまず読むのではなく、自分が感じることに意識してみてくださいね。