キリストの受難のストーリーを一枚の絵画で見せている絵があります。15世紀にフランドルで活躍した画家ハンス・メムリンクの描いた「キリスト受難」です。ずいぶんと大きな絵なのでは?と思われますが、縦56.7x横92.2cmという想像するより小さいサイズ。その中にびっしりと描かれているのは、キリストがエルサレムに入場するところから始まり、復活までの物語。 この絵を希望と赦しの旅としたのは、メムリンクの絵はある特定のエピソードに焦点を当てているのではなく、全体でキリストの復活の意味や重要性を気づかせてくれたからです ...