西洋美術史を勉強したい!!とほとんど情熱だけで突っ走り社会人からイギリスで学ぶ留学生へ。
大学のことなんか頭にもなかったけど、本格的に学ぶならと話を聞いていたら行きたくなり入学したのはもう何年前のことだろうか…
以前の私のアートとの付き合い方は、知識で固めるお勉強のような感じでした。
もちろんそれは今も大切な付き合い方の一つ。
気になったら寝る前にでも本を探してしまったり、どんどん出てくる疑問を調べ始めたら止められなくなることも笑
でも、ここ数年の内に新しい付き合い方が加わりました。
解説とかを取っ払い自分の感覚を研ぎ澄ましてアートに向き合う。
感じた気持ちを素直に言葉にしてみる。
以前なら1人でじっくり美術館派だったのが、人と感想言いながら見る機会も増えた。
アートの楽しみ方がぐーんと広がりました。
そうすると、自由に楽しみましょうーと昔から言ってた自分が、結構型にはまってることにも気がついたんです。
自分で考える・感じることよりも、専門家の見解の方が重要だったから、現代アートになると難しいなーと少し距離を置いてたことにも気がつけた。
こんな風にアートと私の関係が変化したら、日常の私自身も変化していきました。
社会の中の多様な価値観を認めること。
そのことは、自分を疑ったり、認めたりすることになり自分自身を知ることにもつながっていきました。
分かってもらえなくてもいいかなと考えがちだった、人とのコミュニケーションも、そこから新たな気づきのきっかけになる!っていうたくさんの幸せな経験にもつながりました。
自分のことを認めてあげて、好きになることができたという感じでしょうか。何だか書いてて恥ずかしいですが。
写真は2018年の春、Twitterで見た岡上淑子さんの作品に一目で心奪われて、高知まで展覧会を見に行った時のもの。
これ好き!
これは見に行かなければ!
とイギリス行きを決めたように自分のやりたいを優先させた日でしたね。
その時に思ったのは、時間的にも経済的にも、見たい!行きたい、体験したい!を選べるような状態にいつも自分を置いておきたいなということでした。