ウィリアム・バレル:バレルコレクションの創設者


スコットランドのグラスゴーの海運王、ウィリアム・バレルは、若くして家業の海運業に参加して、船舶の取引で成功を収めました。15歳の時にはすでに初めて美術品を購入していたといいます。

その後、バレルは画商のアレクサンダー・リードから1890年から1920年代にかけて、スコットランドの画家の作品やフランス絵画、美術工芸品を購入し続けました。彼のコレクションは9000点以上にも及び、その中には19世紀末のグラスゴーがフランス絵画のマーケットとして脚光を浴びるようになった時代の作品も含まれています。

アレクサンダー・リードは、ゴッホの弟のテオとも画商仲間として交流があまでの。ゴッホは、リードの肖像画を描いたこともありました。

バレルは膨大なコレクションを故郷のグラスゴー市に寄付しました。そこには商業的な条件や自己満足ではなく、美術品や故郷への愛情を優先しました。

寄付に対してこのような条件をつけています:

  • 大気汚染の影響が少ない郊外に美術館を建設すること
  • 国外への展示を行わないこと

コレクションには、クールベやバルビゾン派、印象派などのフランス絵画が中心に展示されていますが、オランダやスコットランドの作品も含まれています。

2019年にはバレルコレクションは改装工事を行なって、そのタイミングで日本に貴重なコレクションの一部がやってきました。

The Burrell Collection
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