standfmという音声配信アプリ内でラジオ番組を始めました。
実際には昨年からスタートしていたのですが、一時中断していたので今月から再スタートとなります。
ブログにもシリーズで書き始めた「365日絵のなかで旅をする」の記事を元にして、そこから2人で絵の中に入り込むように旅をするトーク番組です。
お相手をしてくれているのは、海外を旅したい理学療法士でもあるmikiさん https://www.instagram.com/miki.katou.oz/
放送時間は、毎週月曜日の22時。
のんびりとしたトークと絵の中の世界をリラックスした雰囲気で楽しんでいただけると嬉しいです。
取り上げるのは西洋絵画ですがリラックスして聴いていただきたいので、想像したら怖くなるような物語を含むような絵は避けた方が良さそうですね。夢に出てきそう・・・笑
描かれている人たちが何をしているのか気になる!
どんな服を着ているの?どんな会話をしているの?
そのようなことに想像を膨らましながら、トークをしています。
絵についてのご紹介と絵の世界に入って楽しむようなアートトークで、絵画の鑑賞の楽しみが伝わると嬉しいです。
私の趣味の1つに海外の美術館のサイト巡りがあります。所蔵作品がオンラインで検索でき、作品の写真を拡大して見るだけでなく解説や補足情報も充実していてとても楽しいのです。そこで見つけたあまり知られていないような絵もご紹介していきます。
#1「ヨーロッパで流行したトルコドレスを見に行く旅」
第1回目の放送は、『ヨーロッパで流行した トルコドレスを見に行く旅』
18世紀、トルコ趣味がヨーロッパ全土を席巻し、宮廷でも祝宴でもトルコ衣装が着用されるほど。スイスの画家ジャン=エティエンヌ・リオタールが描いた絵には、流行したトルコドレスを着た女性が描かれています。着心地の良さそうなパンツとローブ。鮮やかな色彩の絨毯など、エキゾチックな世界を楽しみます。
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【絵のなかを旅する】ヨーロッパで流行したトルコドレスを見に行く旅 - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼この放送の元になっているのは下記の記事です。
#2「400年前のフランスのストリートミュージシャンの喧嘩をのぞきに行く旅」
第2回目の放送は、「400年前のフランスのストリートミュージシャンの喧嘩をのぞきに行く旅」
今日の絵をよく見ると、手前にいる2人の男性が向き合って何か揉めているように見えます。 1人は笛のようなものをぎゅっと高く持っていて、左の男性が前に出てこないように制止しています。 もう1人は右手にナイフを持っている。危ない。 すごく気になるのは高く上げられた右手。 彼らは何をしているの??
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絵の中を旅する・400年前のフランスのストリートミュージシャンの喧嘩をのぞきに行 - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼放送の元になっているのはこちらの記事です。
#3「400年前のイタリアの子供たちが猫をからかっている日常を見に行く旅」
第3回目の放送は、『400年前のイタリアの子供たちが猫をからかっている日常を見に行く旅』
今日の絵は子供たちと猫が仲良く遊ぶ微笑ましい絵・・・ではありません!! この子たちが何をしているのかよく見てください。 そして彼らの仕草や表情を・・・
兄妹なのかな、男の子と女の子の2人が猫をからかっているのです。そうわかると絵の見え方が一気に変わってしまう。優しく支えているように見えている手が、猫が動かないように抑えている手なんだと気がつくとショックですね 笑
まだ日常の風景の絵が珍しかった時代の絵を楽しんでください。
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絵の中を旅する・400年前のイタリアの子供たちが猫をからかっている日常を見に行く - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼放送の元になっているのはこちらの記事です。
「365日絵のなかで旅をする」舞台裏
番組の舞台裏として、この番組を始めた理由やどんなことを考えて放送しているのかをお話ししています!
絵をどう見たらいいの? 絵を見るって難しい・・・ そんな方に絵を見る面白さを伝えたい! そして番組を”絵”と”旅”のテーマにしたのは、かしこまらずに絵の世界に入って旅するように楽しむ見方をご紹介したいから。 旅をすることと絵を見るって共通点があるんです!
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【365日絵のなかで旅をする】舞台裏 - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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#4「イギリスのおしゃれな男の子がバドミントンをしているのをのぞきにいく旅」
第4回目の放送は「イギリスのおしゃれな男の子がバドミントンをしているのをのぞきにいく旅」
今回の絵は、英国の王族の肖像も手がけるような一流の画家が描いた、8歳くらいの少年が主役。少年が持っているのは、鮮やかな赤いラケットと羽根。実はこの「バドミントン」というスポーツが一般に知られるようになるのは、絵が描かれてから約100年後のこと。その起源は、イギリスのある貴族の邸宅から始まったこと知ってましたか?この絵を通じて、バドミントンの歴史へ、そして大きな羽飾りの帽子をかぶり遊ぶ少年の姿からは、当時の子どもたちの日常や流行、そして純粋な遊び心を想像しにいきます。
※トークの中でバドミントンが誕生したお屋敷「バドミントン・ハウス」について見に行くことができます・・・と言ってますが、一般者は建物内を見学することはできません。庭園は年に数回公開されているようです。ここで訂正させていただきます。
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絵のなかで旅をする・おしゃれなイギリスの男の子がバドミントンをしているのを・・ - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼放送の元になっているのはこちらの記事です
#5「アルジャントゥイユのモネ家族の散歩を見にいく旅」
今回の放送は、「アルジャントゥイユのモネ家族の散歩を見にいく旅」
どこかで一度は見たことがあるようなクロード・モネの有名な絵。奥さんのカミーユと長男のジャン君を描いた「日傘をさす女性」です。
逆光の中で、微風が気持ちよさそうな土手の上で立っているカミーユを見上げるように描いている。絵の中の世界は静止することなく刻々と移り変わっている世界の美しさを捉えているようです。
モネ一家と一緒に散歩しているように絵を見ていたい・・・
前回の放送のケネス君の肖像画と比べてみると、絵画の技法のさらなる広がりにもびっくりさせられます。
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アルジャントゥイユのモネ家族の散歩を見にいく旅【365日絵のなかで旅をする】 - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼放送の元になっているのはこちらの記事です。
#6「ゴッホが最後に過ごしたオーヴェールの教会を感じに行く旅」
今回の放送は、「ゴッホが最後に過ごしたオーヴェールの教会を感じに行く旅」
ゴッホが最後71日間を過ごしたオーヴェールの教会を描いた絵。この場所でゴッホを温かく見守ってくれていたガシェ医師がテオに宛てた手紙を読みながら、2人のつながりにも思いを馳せます。
そしてこの真っ青の空の教会に何を感じるのかトークしています。
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【365日絵の中で旅をする】ゴッホが最後に過ごしたオーヴェールの教会を感じに行く - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼絵についての解説はこちらの記事に
#7「300年前のオランダの並木道を歩く旅」
今回の放送は、「300年前のオランダの並木道を歩く旅」
300年前にオランダ西部のミッデルハルニスにあった並木道を、歩くような気持ちで対話鑑賞。
道や街路樹が地平線とぶつかる一点に全てが向かっていくように描かれていて、絵の前に立つと向こうから歩いてくる人とどこかですれ違うような気持ちにさせてくれます。 真ん中を走る並木道の周りには当時のオランダの日常が穏やかに広がっていて、300年前の生活風景に思いを巡らせました。
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【365日絵のなかで旅をする】300年前のオランダの並木道を歩く旅 - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼絵の詳しい解説はこの記事に
#8「晴わたるイギリスの庭園を散歩しに行く旅」
今回の旅は、「晴わたるイギリスの庭園を散歩しに行く旅」
晴れた夏の日のイギリスの美しい田園風景の絵。
ここはイギリス、エセックス州にある広大な公園、ワイブンホー・パーク。
湖では白鳥が泳ぎ、たくさんの鳥の姿も見えます。船に乗って網を広げている船は傾いていてちょっと怖いくらいです。湖の周りには牛がのんびりと草を食べているゆったりとした時間が流れています!
ちょうど真ん中あたりから少し目を上に向けていくと・・・木のすき間から赤煉瓦作りの18世紀の邸宅が姿を見せます。絵を注文した人物の家です。
この家も広大な庭園も今も残っているんですよ!
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【365日絵のなかで旅をする】晴わたるイギリスの庭園を散歩しに行く旅 - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼絵の詳しい解説はこちらの記事で
#9「伝説のヴァイキングの新大陸発見の瞬間を見に行く旅」
今回の旅は!「伝説のヴァイキングの新大陸発見の瞬間を見に行く旅」
舞台は1000年以上前のヴァイキングの船の上。伝説の冒険家レイフ・エイリークソン一が、北アメリカの東海岸の大陸を目にして、指を指して同行者たちに知らせている瞬間です。左の方には確かに明るく照らされた陸地のようなものが見えています。
壮大な冒険物語をどのように描いているのか・・・ぜひ絵を見ながら聞いてくださいね!
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音声配信を気軽にもっと楽しく。stand.fmは誰でも、どこにいても気軽に収録ができてすぐに配信できる音声配信アプリです。
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▼絵についてこちらの記事でも書いています!
#10「純粋な妹と私利私欲にまみれた兄たちを覗きに行く旅」
今回の旅は!「純粋な妹と私利私欲にまみれた兄たちを覗きに行く旅」
今回の絵は、中世のフィレンツェの悲しい恋物語を描いています。
絵の中には、物語の行く末を暗示するたくさんなものを配置して、複雑なストーリーを伝えています。
美しい壁紙の室内で食事を楽しむ人々。部屋からは青空の庭園が広がって豊かなひととき……に見えますが、本当にそう?白いタイツの男性の表情をよく見てください!睨みつけるような顔でテーブルの右側に座る男女を見て、足で犬を蹴ろうとしてる。
この険悪な雰囲気は何?
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絵についてはこちらの記事で書いています。
#11「 見事な裁き、ソロモンの審判を見に行く旅」
今回の旅は! 『見事な裁き、ソロモンの審判を見に行く旅』
聖書にも書かれている有名な逸話、ソロモンの審判。 古代イスラエルの王、ソロモンは無比の知恵と公正さで知られていました。
フランスの絵画の父とも尊敬されている、ニコラ・プッサンはその古代の裁きをどう描いたのか? 見れば見るほどに、物語を伝えるために考えられていることがわかります。
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見事な裁き、ソロモンの審判を見に行く旅 - アートと歴史・YOKO | stand.fm
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▼絵についてはこちらでも書いています
#12「19世紀のパリ、ベルト・モリゾの自宅テラスへ行く旅」
今回の旅は!『19世紀のパリ、ベルト・モリゾの自宅テラスへ行く旅』
印象派の中心メンバーだったベルト・モリゾ。今では考えられませんが、当時の女性は職業や日々の行動までもが制限だらけ。そんな中で画家として成功したモリゾにはいつも感心されられるのです。
もちろん実家が裕福だったことが大きな要因ではありますが、画家としての才能と周りの干渉を払い退け進んできたからこその姿でもあるのです。一時は一緒に夢に向かっていた姉エドマの後ろ姿を描いたこの絵。
2人の絆や、女性アーティストとしての生き方についても思いを馳せてトークしています。
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▼放送はこちらのブログ記事が元になっています!
#13「自信に溢れる34歳のレンブラントに会いに行く旅」
今回の旅は!『自信に溢れる34歳のレンブラントに会いに行く旅』
タイムマシンがあったら会ってみたい人の1人がレンブラントです。
彼の人生、作品、自画像どれにも心惹かれます。この肖像画を描いた時のレンブラント34歳に出会ったら私は彼の堂々とした自信たっぷりの姿に引いてしまうのだろうか・・・それとも目が離せなくなるのか・・・
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#14「カナレットが描くヨーロッパで最も美しい応接間、ヴェネツィアのサンマルコ広場に行く旅』
今回の旅は!『カナレットが描くヨーロッパで最も美しい応接間、ヴェネツィアのサンマルコ広場に行く旅』
ヴェネツィアの街の風景は16世紀から大きくは変わらず、歴史や美しさを見に多くの観光客が訪れています。私も2度ほど行き、細い道を歩き回り、時に迷子になりながら小さな広場を見つけたり、素敵なお店を見つけたりと楽しみました。
ところで、このサンマルコ広場。ナポレオンが "ヨーロッパで最も素晴らしい応接間 "と評したそうです。広さは縦180メートル、横は70メートルの広さ。 トーク中、Googleマップで現在のサンマルコ広場を確認しつつ、18世紀のサンマルコ広場を感じに絵の中へ!!
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#15「1枚に23のエピソードが描かれた絵を見に行く旅」
今回の旅は! 『1枚に23のエピソードが描かれた絵を見に行く旅』
今日の絵はなんと1枚の絵の中に、23のエピソードが描かれている絵。 描かれているのはキリストの受難のストーリー。 それが本当にうまく配置されていて、全く不自然さを感じさせない。
物語は左上から始まって、最終の右上に向かって進んでいきます。
有名なエピソード、最後の晩餐はどこにあるかわかりますか?
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#16「550年前の芸術を支えたお金持ち夫妻の姿を探りに行く旅」
今回の旅は!『550年前の芸術を支えたお金持ち夫妻の姿を探りに行く旅』
肖像画に描かれているのは”メディチ銀行ブルージュ支店の支店長夫妻”。
自宅は上流階級や一流芸術家が集うサロンのような場所だったとか。夫妻は前回の放送でご紹介した絵を寄進したりと深い信仰心も表していました。
しかし、宮廷への多額の融資が返済されず支店は閉鎖されてしまう・・・
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#17「食材で描かれた肖像画を見に行く旅」
今回の旅は! 『食材で描かれた肖像画を見にいく旅』
ちょっとびっくりして、思わず笑ってしまうような肖像画の絵のなかを旅します。
描かれているのは、あの名門ハプスブルグ家の皇帝ルドルフ2世。 上半身を構成しているのは、50種類以上の野菜・果物・花・・・・しかもどれも新鮮で美味しそうじゃないですか??笑
画家が野菜や果物で描いた理由や、背後に隠された象徴的な意味を探りましょう!
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