意識しないと出てこない。自分の価値観について考えたことありますか?

Yoko

英国大学で西洋美術史専攻
日本の大学で文化支援専攻
海外.国内旅で多くのアートに触れる
2019年から対話鑑賞会・講座主宰しています。

美術史の知識だけでなく、対話型鑑賞で自分はどう感じるのか?を大切にするアート鑑賞を提案しています。

あなたの価値観とは何ですか?
そう問いかけた時、すぐに答えることができるでしょうか?

価値観とは”自分が本当に大切にしていることやもの”。
それは目に見える物でもあるし、目に見えない考え方、感情や出来事などでもあります。

生きがい、幸せ、家族の愛情、仲間との信頼関係、命、時間、健康、想い、美意識、思いやりの心 など・・・人によって色々あると思います。

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの【星の王子さま】の中に出てくる有名なセリフ
「いちばん大切なことは目に見えない」
そこで語られる大切なものが価値観と考えると私にはちょっとわかりやすいかなと思っています。


自分が何が好きで、何を大切に思っているのか、が生きていく上での指針となっている人は素敵だなと思います。

でも、日本では自分らしく生きることが、人と違っているとか、人の和をみだすことと思われるなんてことも。
違うということが何か間違っていることになったりなんかして。


だから他の人の意見を求めてしまったり、みんなが良いと言っていることが正しいと思い込んでしまうことも。
そうやって本来の自分の考えや思いを出さないようになんて、他人や社会の価値観で生きていくことになってしまいますよね。

人には嘘をつくな!
なんて言っているのに、自分に嘘をついて生きてる。
悲しいことにそのことに気がついていない・・・


もう少し素直な自分を出していけたなら幸せだし、その様子を見ているあなたの周りの人にも良い影響を与えると思うのです。


そのためには、いつも自分の心の声を聞いて、気持ちのいい自分になることを選ぶべき。


なぜ私がこんなことを書いているのかというと、
2019年から始めた対話を通したアート鑑賞会で、自分の価値観に気がつくきっかけとして、アート鑑賞がとてもいいのではないだろうかと気づいたからなんです。
アートを見た人が語る感想には、その人が普段考えていることがたくさん含まれているからです。

アート鑑賞と自分の価値観について、他の記事でも書いているので読んでみてくださいね。




-アートで知る自分の価値観