アートで知る自分の価値観
アート鑑賞で「自分の価値観」を知るということ・・・
アートを見て「素敵だなぁ」「写真みたい」と思ったことはありますか?でも、そこからさらに「なぜ自分はそう感じるのか?」を問いかけてみたことはあるでしょうか?
実際に、ある参加者の方がこの視点を取り入れたことで、アートとの向き合い方が変わり、最終的に新たな創作活動へとつながる経験をされました。
彼女はもともと西洋絵画が好きで、展覧会へ行くたびにワクワクしていたものの、鑑賞の仕方は「素敵」「リアル」といった感想にとどまっていました。転機となったのは、とある美術館の館内ツアー。作品の背景や歴史に触れ、もっと深く楽しみたいと思い、初心者向けの本を手に取りますが、知識を得るだけでは物足りなさを感じていたそうです。
そんなとき、私がやっていた鑑賞会に参加してくださって「知識+感受性」で絵を見ることを体験してくれたんです。絵画の本には「事実」や「歴史的背景」が語られますが、私はそれに加え「自分はどう感じるのか?」 「なぜそう感じるのか?」 を問いかけることを大切にしていました。
最初は、言葉にするのが難しく、自分の見方が浅いのではと戸惑ったそうです。でもそれこそが大きな気づきでした。知識だけでなく、自分の感受性を働かせながら絵を「感じる」ことで、新しい視点が生まれ、鑑賞の楽しみ方が大きく変わったのです。
この体験を通じて、彼女の興味も変化しました。そして、「なぜこれが好きなのか?」を自分に問いかけるうちに、絵画の中の服装や歴史的背景にも興味が広がり、最終的には新たな創作活動に発展したんだそうです!
これは、「アート鑑賞」を超えたアートを通じて 「自分の価値観を知る」 という体験です。
自分の反応に目を向けることで、
▶ 自分の本当に好きなものに気づく
▶ 新たな興味が生まれ、行動につながる
この流れは、アートだけでなく人生全般においても大切なことだと思います。
「自分の感じ方」を大切にすることで、アートの楽しみ方が変わる。そんな仲間をもっと増やしていきたいと思っています。