アートと自分をつなぐモノとコト

直線と純粋な色で絵を構築したピエト・モンドリアンの「赤、黒、青、黄のコンポジション」1928年

 

「赤、黒、青、黄のコンポジション」
ピエト・モンドリアン
1928年
ヴィルヘルム=ハック美術館(ドイツ)

 

 

先日プロフィール写真撮影で撮っていただいた写真を見てて、モンドリアンの絵みたいだなぁーと感じたことからモンドリアンの絵について書くことにしました。
▼そのプロフィール撮影のことについて書いた投稿はこちら
プロフィール写真を撮っていただきました

 

もうひと目でモンドリアンだな!!って分かってしまう独自の作風を作り上げたこのコンポジションのシリーズ。
色や配置などが違う作品がとにかくたくさんあります。

 

直線と純粋な色という本当に単純な形式的要素だけを使って、抽象的に自分のアイデアを絵画として作り上げたのがこの作品。
そこには、目に見えるものやストーリーを描くというような見てすぐわかる伝えたい絵のテーマがあるわけではない。
形、線、色、バランスで作り上げられた世の中の、もっと大きな宇宙の数学的法則のようなものを表しているように感じます。

 

モンドリアンにとって抽象化とは、目に見える物を現実世界とは別の世界(絵画の中)に描くよりも、真実の姿を描くことだと考えていました。
いくら本物らしい絵画でもそれは幻想でしかないからということでしょうか。

 

こういうことって言葉で説明しきれるものではないし、説明すればするほど難解になったり、つじつま合わせになってしまうような。

 

この絵に描かれているのはこんな物語です。
画家はこれを描いたのです。
というような言葉で説明できるものではなく、感じとってもらうしかないのだろうなと思います。

 

ピエト・モンドリアン(1872-1944)は1872年にオランダ、アメルスフォールトに生まれました。
アムステルダムの美術アカデミーで学び、写実的な画風で静物画や田園風景を描いていました。
その後細部が輪郭と形に溶け込むような絵となり抽象へと移っていく。
そしてキュビズムの影響を受けて木を連作で描くのですが、木の本来の形が分解されて曲線が集まって木が形作られているような作品になっていきます。
ここで紹介したようなスタイルには1920年代に出来上がって、変化も加えていきながら死ぬまでこのスタイルを貫きました。

 

このモンドリアンのスタイルはこんなところでも見ることができます。
▼イブ・サンローランのモンドリアンルック

https://museeyslparis.com/en/biography/lhommage-a-piet-mondrian

 

1965年に発表されたコレクションは、サンローランが好きだったモンドリアンに敬意を表して作られたものだそうです。
このドレス2019年に見た「ドレスコード?ーー着る人たちのゲーム」展で見たなと思い出しました。

 

 

 

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