アートと自分をつなぐモノとコト

ジョセフ・ライト・オブ・ダービーが描く猫ー2月22日は猫の日です

 

「ロウソクの灯りのもと子猫の着せ替えをする2人の少女」
ジョセフ・ライト・オブ・ダービー
1768ー1770年ごろ
ナショナルトラスト・ケンウッドハウス所蔵

 

2月22日は日本の猫の日なんですね。
「にゃんにゃんにゃん」の語呂合わせなんだ!と気づきました。

でも猫の日は国や地域で色々とあるそうで、ヨーロッパでは2月17日、ロシアでは3月1日、台湾では4月4日、世界ネコの日は8月8日、全米ネコの日が10月29日なんだとか。
それぞれどんな意味があるのだろう・・・気になります。

さて、猫が登場する絵画です。好きな作品はたくさんあります。
でも、今日は可愛い♡という猫ではなく、イギリスの画家、ジョセフ・ライト・オブ・ダービーのこちらの絵。

ちょっと怖くないですか?
ぱっと見何してるんだろうーってドキドキしてしまいます。

よく見ると少女が2人子猫を立たせ人形にするように着せ替えをしているらしいのです。
帽子を被せているのでしょうか。
テーブルの上には人形が無造作に置かれているから、この人形で遊んでいたのをやめて、猫に乗り換えたのだなーと想像がつきます。

「ねぇ、猫に着せてみようよー」とでも言ったのかな?

 

怖さを感じるのは、やっぱりロウソクの強烈な光と暗闇があるからです。
手前の少女はこちらを悪戯っぽく見てくるのだけど、顔に影が落ちていたり、体も半分以上闇の中だからちょっと不気味。

時に子供が残酷な行動を取ることを想像さえられる、そんなことも余計に怖さを感じるのかも。
さらに、猫の表情や人形の服がまくれ上がっている様もちょっと落ち着かない気持ちにさせられます。

ライト・オブ・ダービーは、絵の中でロウソクの光を効果的に使って有名になりました。
ロウソクの光で表される光の闇が、劇的な効果を生むことをわかっていたんですね。
でも彼の描く世界は、ロウソクの灯りのもとの親密さや暖かさを感じるものではなく、人間のちょっと影の部分を浮き彫りにしてるのかなーと感じます。

 

 

 

 

 

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