築120年の京町家のおしゃれなリサイクルショップ 【パスザバトン京都祇園店】

紅葉の見頃にはまだ少し早い京都へ行ってきました。
京都はいつ行っても観光客が多く賑わっています。
今日はとても天気が良く気持ちよかったので、鴨川沿いには多くの人がのんびりと時間を過ごしていました。

京阪祇園四条駅から約300m、白川沿いの伝統的建造物群保存地区の一角にあるモダンなリサイクルショップ「パスザバトン京都祇園店」のご紹介です。

建物は築120年の木造2階建ての料亭だったもの。
伝統的な外観は残し、内部も古いものと新しい物が素敵に合わさってモダンな空間になっています。
外から見るとリサイクルショップとは思わない趣のある佇まいお店には、橋を渡って玄関から入ります。

中央は吹き抜けになっていて、上の方に様々な大きさや形の提灯が飾られています。
左手には個人やバイヤーが買い付けたアンティークショップが、右手には「お茶と酒 たすき」という飲食スペースがあります。
さらに階段を昇って2階にも売り場もあります。

アンティークショップで扱っているのは、アンティークの食器、ガラス、ジュエリー、シューズ、バック、スカーフ、そして服など。
企業との共同で作成されたリユース品。

2階にある和室のスペースには、京都らしくリサイクルの着物や帯も並んでいます。
お店の方から、この和室はほとんどリフォームの手を加えていない部屋ということを聞きました。
天井や壁なんかもとても綺麗で、この築120年の建物が大切に受け継がれて来たことを感じました。
貴重な部屋で見る、華やかな着物や帯、そしてヴィンテージジュエリーやハイブランドバック・・・とても豪華!

店内はまるでギャラリーのように、陳列しているガラスケースや家具にもこだわりが感じられます。
そしてリサイクル商品には以前の持ち主の方の名前とメッセージが書かれたカードが添えられています。

・どのように手に入れた商品だったのか

・どんな風に使っていたのか

・自分にとってどんな存在のものだったのか

などちょっとカードの字が小さいので読むのに苦労するのですが(笑)そのカードがあるだけで、商品がさらに素敵なものになるんですよね。

陳列されて値段つけられてるだけなら、ただのリサイクル品。
でも、カードから持ち主が大切にされていたことがわかって、その思いを受け取って購入する。
新しい持ち主のもとで、新たな歴史が作られていく。

メッセージカードは素敵なアイデアだなと感じました。

パスザパトンに並んでいるものは1点もの。次来た時にはないかもしれない。
「気軽に手にとって鏡の前で合わせて見てくださいね」とお店の人が声をかけてくれました。
あれも欲しい、これもいいな・・・と目移りする私。
ちょっと他では探せないこだわりの品が手に入るこんな店を知っておくとお洒落がもっと楽しくなりそうです。

先日東京に行った際に丸の内にある系列店に行ったのがパスザパトンを知ったきっかけでした。
丸の内ショップはもう少し小さな店舗ですが、うっとりするような素敵なお店でした。
店員さんもとても気さくに声をかけてくれます。
こんな素敵な店があったなんて!と教えてくれた友人に感謝したのでした。

PASS THE BATON KYOTO GION(パスザバトン京都祇園店)
住所:京都市東山区末吉町77-6
営業時間 11:00~20:00
TEL : 075-708-3668

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