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横山大観ファンの集い「横山大観ナイト」@山種美術館

2018-01-25 By Yoko

25 1月

こんにちは。

1/20 東京の山種美術館へ「横山大観ナイト」というイベントに参加してきました。

このイベントに行くことができたのは本当に引き寄せじゃないかと思うほどいい偶然が重なったためなんです!

1/17深夜にこのツイートを見たことが始まり。

横山大観から読み解く近代日本画、まとめました。横山大観ナイトで詳しく紹介します。四条・円山派+狩野派+土佐派+琳派+古画の模写+印象派=大観(技法の総合デパート)というお話。https://t.co/ptOdZMPUs1 pic.twitter.com/VPQcgi6llJ

— ナカムラクニオ(6次元) (@6jigen) 2018年1月17日

なんか面白そう〜とリンク先を見ると、憧れのTakさんのブログ「青い日記帳」へ。今回のイベントをご紹介されていました。

イベント詳細を確認すると、この日は東京に行っている日であること、その日の予定はお昼過ぎまでだから夜は空いてると気づき、

行ける!とうれしくなってすぐにナカムラクニオさんへ申し込み。

遅い時間だったにも関わらず、「お待ちしています」とすぐにお返事をいただき参加できることになりました。

翌日ナカムラさんのツイートを少し遡って見ていると、数日前にキャンセルが出て、若干名募集しているところに自分が入り込めたことがわかったんです。

ではどんなイベントだったのかご紹介

「横山大観ナイト」とは??

2018年は横山大観の生誕150年と没後60年に当たる記念の年。山種美術館では1/3から所蔵の大観作品全40点を一挙公開しています。

その閉館後の展示室を貸し切って特別イベント。6次元のナカムラクニオさんが、ギャラリートークを行ってくれたのです。

私はナカムラクニオさんを今回初めて知ったのですが、東京の荻窪にあるブックカフェの店主さん。様々な活動をされているようでとても興味があります。

美術館ロビーで受付を済ませ、資料をいただき地下の展示室へ降りて行くともうすでに人がたくさん集まっていました。

山種美術館館長のごあいさつのあと、ナカムラさんのトークが始まりました。

絵や資料が貼り付けてあるスケッチブックを片手に、展示室を周りながら大観の話をたくさんしてくれます。

横山大観についてあまり知らない私にもとても興味ふかい話がたくさんでした。

そして、いただいた資料は大観の落款の種類、大観と各画家たちの相関図、日本絵画の歴史をざっくりとまとめた資料などとてもわかりやすかった。

大観のエピソードがたくさん聞けた

その中でも気になったのはこんなこと。

  • 富士山を2000点くらい描いた大観。写真をみて描いていたが、その視点は下から見たものではなく、空からの視点のように書かれている。
  • 父親は地図の編纂の仕事をしていた人で、子供の頃は地図の図版を模写していた。
  • 建築家を目指していた。
  • 夏目漱石との繋がり。
  • 日本で20円でも売れなかった作品が、アメリカやイギリスの展覧会で高額で売れた。
  • 絵は自分を写し出すものだった。
  • 描いた当時の霊的なものがとどまっている絵でなくてはいけないと考えていた。
  • 日本美術は西洋の絵画に大きな影響を与えたと言っていた。

ギャラリートーク後は貸切展示室でじっくり鑑賞!

50名ほどの参加者だけで、閉館後の静かな展示室でじっくりと大観の作品に向き合うことができました。

とても贅沢な時間でした。

今回の展示は、初代館長の山崎種二氏が横山大観との親交を深める中で集めた全40点を一挙公開されているとのこと。

さらに、大観同様に山崎氏が交流を持っていた画家の作品も展示。

38年ぶりに公開された作品もあり、今年の記念年に力を入れている展示であることがわかります。

私の大観の知識というのは”富士山の画家”という程度のものだったのんですが、中国旅行記念の水墨画あり、ちょっと可愛らしい鳥の絵あり、風景画あり、松竹梅の絵あり、歴史がありと多彩。その中でも濃淡で描かれた竹が裏箔の背景に描かれている、大正7年作の「竹」が良かったな。竹が風でサラサラと揺れている様子が美しかった。まるでサラサラという音まで聞こえてきそうで・・・

鑑賞後は、ミュージアムショップへ。お店もイベントのために特別に開けてくださっていたようです。

今年は横山大観イヤー

2018年は、横山大観の生誕150年と没後60年が重なる記念年。大規模な展覧会が開かれます。

生誕150年記念 横山大観ー東京画壇の精鋭ー
山種美術館
2018/1/3 – 2/25

水墨を活かした竹林の描写は大観が得意としたもの。横山大観《竹》(山種美術館)では、更に裏箔の技法によって地がかすかに光る表現も取り入れています。幹の上下を断ち切るような構図には琳派を意識した跡もうかがえますね。(山崎) pic.twitter.com/Zdv52hKcPO

— 山種美術館 (@yamatanemuseum) 2018年1月10日

 

生誕150年 横山大観展
東京国立近代美術館  2018/4/13 – 5/27
京都国立近代美術館  2018/6/8 – 7/22

*使用した写真は「横山大観 ―東京画壇の精鋭―」展で出展中の、横山大観<作右衛門の家>山種美術館蔵

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Yoko アート鑑賞で知る自分の価値観
  【科学的理論で時間をかけ描く 

【科学的理論で時間をかけ描くスーラ】


スーラと言えば点描画
点描画が言えばスーラ


この「グランド・ジャット島の日曜日の午後」は、どこかで目にしている人が多いだろうし、
一度見たら忘れられない作品ではないでしょうか?



印象派は、自然の中で描くこと、見たものの”印象”をすばやくキャンバスに描くことを重視していました。
そして光輝く生き生きとした明るい絵を作り出したけれど、ものの形は不鮮明で構図も曖昧になりやすいなとスーラは感じていました。
前の投稿でもご紹介したルノワールも、その辺りで行き詰まりを感じてました。



スーラはその原因は色の置き方が感覚的なのではないだろうか?と仮設をたてて、科学的な色彩理論で一点一点丁寧に色をおいて描きました。
その絵はもはや新しい印象派。


この絵なんか何点色をおいてるのだろうか・・・と驚きませんか??


以前神戸にあるファッション美術館で、カラフルな色の玉が付いた待ち針でこの絵を作った作品をみたことがあります。


あれはすごかった!!


こういうことなんだなとすごく納得のいった作品で、改めてスーラの凄さを理解できたのでした。







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 【ルノワールとモネの違い】  
【ルノワールとモネの違い】


20歳ごろ、2人ははパリの美術教室で出会います。
そこで出会った画家仲間が、グループ展を開催し、印象派と呼ばれるきっかけとなっていきます。


2人は一時期一緒に描き、とても似ているので見分けがむずかしいものも。


でも、ルノワールは印象派の描き方の限界を感じて、徐々に自分のスタイルを見つけようとしていきます。



2人の絵をたくさん並べて見ると、モネは風景画が多いけど、ルノワールは人物を描く絵が多い。



印象派の技法では、しっかりとした形が失われ、色模様になってしまう。
人物や建物などしっかりと手応えのある存在として描くことができないと考えたのですね。




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【ジヴェルニーの庭は戸外アトリエ兼モネの作品でもある】


印象派を代表する画家を、だれか1人あげてみてと言われたらやっぱりこの人しかいないでしょう!!



印象派って絵画の歴史を変えた革命児たちみたいに言われてるけど、モネは自分の”印象”をできるだけ忠実に描き続けたきたことが結果そうなってしまっただけなんですよね。



もちろん絵の才能や、鋭い感覚が備わっていたのは当然なんですが。



新しいスタイルは世の中になかなか受け入れられず、苦悩も多かったけれど、自分に嘘をつくことない生き方が作品にも力強さと明るさに溢れているように感じます。



人生の後半に移り住んだジヴェルニーに、理想の庭を作る。
それは、自分だけのアトリエであり、モネの作品でもあるのです。




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 大きく「印象派 」とくくられてい 
大きく「印象派 」とくくられていても、
描くものも、描き方も、画家としての生き方も目指すものも違います。



何に惹かれるのか?
どんなところに興味あるのか?



印象派好き!


から


ルノワールが好き
スーラが好き


さらに


絵のために美しい庭を作ったモネの生き方に憧れる
ゴッホの力強い筆致に気持ちが揺れ動かされる


とか語れるようになったらちょっと嬉しくないですか?



そして、そのあなたが惹かれるポイントには、自分の心を満たすヒントがきっとあるはず!




募集中の2月の鑑賞会は、「トライアローグ展」から3つの作品を対話鑑賞します。
プロフィールからチェックしてくださいね。




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 2月の鑑賞会のご案内。   詳 
2月の鑑賞会のご案内。


詳しくは

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のプロフィールリンクから見てくださいね!


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現代アートむずかしそう?
あまりなじみがない?
知らないアーティスト?


事前の知識や情報は必要なしです。
感性を磨きながら、新しい世界に触れるきっかけに。



自分が何に心が動かされるか感じてください✨✨


オンライン鑑賞ならこんなことも可能です。

ズームですみずみまで見る
話しながら見る
お家で鑑賞できる



先月の鑑賞会のご感想は、ハイライトから見てくださいね♪







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【自分で幸せをつかむ】


あの「シンデレラ」のストーリーを、素敵に生まれ変わらせた本を見つけました❣️


斬新で、愛と希望がたくさん詰まったストーリー。
そして、イギリスの挿絵画家のアーサー・ラッカムの絵が美しくてワクワクさせられる。



テーマとなっているのは、”自分らしく生きる力は自分がいつも持っている” ということ。


他の人にどう見られているか気にしたり、
他の人に幸せにしてもらうことを期待したりするのではなく、


心の中の声に耳をすますこと。


自分の本当に欲しいもの
好きなもの
得意なこと
を声に出す。


辛い時は助けを求めること。



この本の中では、シンデレラをはじめ、登場人物や動物たちまでもが自分らしく生きることを選んでいきます。
あの王子さまもです(笑)!



「本当の魔法は、いろんなものたちが、いちばんすてきで、自由な姿になれるように助けること。
わたしたちは持っているのです。自由な自分になるための力を」

この本を訳された渡辺葉さんの言葉です。



私は、興味があることをどんどん見つけ、挑戦することを恐れない、2人の姪っ子たちに、これからもそんな気持ちを忘れずに生きていってほしいとこの本を贈りました✨


女の子だけじゃなく、男の子にもぜひ読んでもらいたいな。



「シンデレラ 自由をよぶひと」
レベッカ・ソルニット
アーサー・ラッカム 挿画
渡辺 葉 訳
河出書房新社









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