オランダのデン・ハーグにある、マウリッツハイス美術館は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」がある世界中のアートファン憧れの美術館。
フェルメールが他にも2点、レンブラント、ヤン・ステーン、ファブリティウスなど、オランダ絵画を中心に所蔵されています。
美術館ではコロナ禍の2020年11月に、高性能カメラで撮影されたヴァーチャルツアーを公開しました。
展示室を360度ズームにして見ることは他の美術館などでもみたことがあったのですが、驚いたのは画像の美しさ!!
ズームにしても画像がぼけないし、動きもスムーズなんです。
先日このヴァーチャルツアーを使っての鑑賞会を、メルマガやLINEに登録いただいている方にお声がけして開催しました。
「壁紙の模様までくっきり見える!!」と驚きの声もありましたよ。
ここでは自宅でこのヴァーチャルツアーを楽しむ方法をご紹介したいと思います。
マウリッツハイス美術館のサイトからヴァーチャルツアーへの入り方
さて、まずはマウリッツハイス美術館のホームページに入りましょう。
ホームページは多言語に対応していて、ちゃんと日本語もあります。(全てのページには対応していません)
まずは「真珠の耳飾りの少女」が登場しましたね!
ページは右にスクロールするようになっています。
仮想マウリッツハイスを見学をさがしてクリックしてください。
そうすると、美術館の中に入りましたね。今いる場所は2階の階段ホールです。
画面には、Free exploration と Introductory tour という文字が出てきていますか?
Introductory tourは、数分間の美術館の説明の英語ツアーになっています。
Free explorationは、自分で操作しながら館内を好きなように回れるようになっています。
すでに美しい館内と、素晴らしい絵画コレクションを見てワクワクされているのではないでしょうか?
館内を順番に回ってみましょう!
バーチャルツアーの使い方
展示室に入る前に、ヴァーチャルツアーの使い方を少し説明します。
まずはじめに、Free explorationをクリックし、階段の下にある矢印をクリックして一階の階段ホールへ移動しましょう。
白い壁で階段が左右に見えるホールに来ましたか?
今自分がどこにいるかを知るのは、左下にある地図でチェックしましょう。(左が一階、右が二階)
ここから美術館ツアーのはじまりです!!
マウリッツハイス美術館の前身は、ウィリアム5世のコレクションを集めたギャラリーでした。
1822年に、ヨハン・マウリッツの邸宅である現在の建物に美術館が移転して、マウリッツハイス美術館が開館しました。
マウリッツハイスとはマウリッツの家という意味。
オランダ領のブラジルの総督をしていたヨハン・マウリッツの肖像画は、左の壁に掛けられています。
画面に出ているカメラマークにポイントすると、作品のタイトルがでてきます。
さらにクリックをすると、作品のズーム画面が開きます。
ズーム画面の下のほうには、2つのマークが出ているのが見えますか?
左のふせんのようなマークをクリックすると、絵に何が描かれているのかの解説が現れます。(オランダ語と英語)
そして右のiマークは、ヨハン・マウリッツについての解説が。
すべての作品ではないですが、美術館のおすすめ絵画にはこのように詳しい説明がつけられています。
それでは、いよいよ展示室へ。
展示室はこの階段ホールを囲むように配置されていますね。
地図をクリックして Room2 The Flemish Master I へ。
もしくは、自分でスクロールしながら左の部屋へ移動してみましょう。
1階の展示室を回りましょう
1階の展示スペースは、階段ホールをRoom1として右回りに全部で8室あります。
Room 2 : フランドル美術 1
Room 3 : フランドル美術 2
Room 4 : フランドル美術 3
Room 5A B C : 黄金の間
Room 6 : 15, 16世紀の祭壇画
Room 7 :15, 16世紀の肖像画
Room 8 : 17世紀絵画のはじまり
2階の展示室を回りましょう
さて、2階の展示室へ移動してください。
こちらは階段ホールが最終のRoom16になっていますね。
Room 9 : 若い時代のレンブラントの作品
Room 10 : 晩年のレンブラントの作品
Room 11 : 17世紀後半 優雅と洗練
Room 12A B C : 土地、水、家畜と遥かなる場所
Room 13 : 18世紀の絵画
Room 14 : 風俗画 ヤン・ステーンの作品
Room 15 : フェルメールの作品