今年は7才の姪っ子と一緒に、アート対話鑑賞を始めました。
今回はその2回目です。
前回の様子はこちらから
一回目である前回は、パリとニューヨークを描いた絵画2枚を使って、もしカレンダーにこの絵を使うなら何月にする?というテーマで対話しました。
その後この絵が描かれた街の場所を世界地図で確認。
その中で、彼女が絵で見つけたものを、自分の知識や経験と結び合わせて自分の答えを発言していく姿を見ることができました。
今日は、彼女の住んでいるイギリスの偉大なる風景画家、ジョン・コンスタブルの絵を取り上げました。
以下私と姪っ子の会話です。
「前回はフランスとアメリカの絵だったけど、この絵はどこだと思う?」
「イギリスだと思う」
「どうしてイギリスだと思ったの?」
「雲がイギリスみたいだから」
「どんな雲かな?」
「ちょっと黒くて大きくて」
雲に目をつけてました!
コンスタブルの絵はどれも雲がとても印象的です。
ふんわりと柔らかく浮かんだ雲ではなく、存在感たっぷりの雲。
彼は雲の研究を熱心にしており、多くのスケッチも残しています。
絵をそれぞれに見たあとに、2つの絵の共通点を上げていってもらいました。
木がたくさんある
緑がいっぱい
水がある
人が2人いる
牛がいる
共通点を探すとなると絵を全体によく見ることになります。
見たいところだけを見るのではなく、全体からたくさんの要素を見つける観察力につながります。
そして描かれている場所をイギリスの地図で確認。
コンスタブルは国外に出ることなく、愛する故郷やイギリス各地の風景を描き続けた画家です。
そこに住んでいる姪っ子に、自分の国が誇る偉大な風景画家を知ってもらいたいという私の思いもありました。
2回めはこんな感じで終了しました。