【ご感想アートで価値観セッション】言語化されてない自分の価値観が見えた。
こちらは2020年のご感想です。 先週の土曜日は、「今後の人生の天職が何かわかるきっかけが欲しい。そのために自分の価値観を知りたい」と思っていたお客様の、アートで価値観のセッションでした。このセッションでは、30枚の絵画の中から自分が好きな絵や気になった絵を3枚選んでいただき、1枚づつ対話鑑賞をしていきます。「自分と向き合う」ということを、絵を見て動く自分の気持ちを語る対話鑑賞ワークをしながら体感してもらうのです。自分のどんな感情が動いて、どんな風に感じるのかということは、自分を知るきっかけとなるのです。 ...
【イギリス大学留学×美術史】イギリスの大学で美術史を学ぶことになった理由
私は28才の時に西洋美術史を学びたいとイギリスの大学に入学しました。 今は会社員として働きながら、アートエデュケーターとしてアート鑑賞教室をしたり、こちらのブログを書いたりしています。 大学を卒業し日本に帰国した後も、今のように会社員で働きながら大学生になるという二足のわらじ生活へ。 その後も美術の勉強はずっと続けています。 アートエデュケーターとして活動を始めるまでは、勉強してきたことを活かしていないことに少し後ろめたい気持ちもありました。 学んだことを仕事で活かさないといけないと、なぜかそんな風に思っ ...
【親子のアート鑑賞会ご感想】 子供の自由な感想に私も面白かったです
5歳と7歳の姪っ子たちとやってるアート鑑賞会。前回はこの不安定な時期に、こどもが普段は言えない気持ちを語る場になるといいねと、色々な表情の顔の絵を集めました。 その投稿見て、友人が興味を持ってくれたので、さっそく彼女の2人の息子さんと友人と一緒にお試し開催をさせていただくことに。 ▼▼ こんな感想もらいました! 彼らなりに、絵に興味を持って、自分の体験・知識の中から言葉を紡ぎ出しているのが、伝わってきました😄 花占いしてる、とか、生物の研究をしてるとか、へぇって思うような自由な感想が ...
レンブラントの「34歳の自画像」【365日絵のなかで旅をする】
今回の旅は、画家のスーツを探る旅。自分の才能を信じてファーストネームでサインをしていたレンブラント最盛期を見にいきます。 生涯に80枚以上の自画像を残したと言われるレンブラント。今日の絵は34歳の時の自画像です。ずいぶんと大人びて落ち着いて見えますよね。いつも思うのですが、昔の人の方が大人になるのが早い。仕事についたり、結婚するのも早いから、若くして独立していることや、今よりもいろんな意味での自由はなかったはずだから生活とか仕事とかにシビアだったということもあるかもしれない。 レンブラントが残した多くの自 ...
”顔の表情”をテーマに子供とのアート鑑賞会
姪っ子たちとのアート鑑賞会。子供にアートを見ることに興味を持ってもらうにはどうしたらいいのかなーと試行錯誤して何回かやっている鑑賞会。アートを楽しむ以上に、これは色々な効果があるのではないかと毎回感じているのですが、今回はとても収穫が多かったように思います。 今回はテーマを”かおの表情”として、色々な表情表現を集めてみました。 笑っている顔楽しそうな顔泣いている顔寂しそうな顔驚いている顔 まず最初は感情を表す言葉を並べて確認。そのあと1つ1つの顔についてどう思うか言ってもらいました。 5歳の次女にとっては ...
岡本太郎作”太陽の塔”が大阪モデルの達成度をライトアップ!
大阪府が独自に設定した、コロナ対策で行っている自粛や休業の解除基準。この基準を分かりやすく伝えるために、太陽の塔や通天閣が、赤・黄・緑でライトアップされるのだとか。大阪城は経費がかかりすぎるので断念したらしいですが、大阪のシンボルでもある物を使うということが面白い。▼読売新聞の記事です赤・黄・緑…「大阪モデル」達成度、太陽の塔のライトアップ色で表示特に太陽の塔は、岡本太郎の考える生命の尊さ・神秘・エネルギーがもう溢れんばかりに表現されてます。それが今回コロナで元気を失くしている状況で、「頑張れ!!」と力強 ...
「ハマスホイとデンマーク絵画展」特設オンラインミュージアムショップオープン
「ハマスホイとデンマーク絵画展」の特設オンラインショップが期間限定でオープンしたという嬉しいニュースを知りました! ハマスホイとデンマーク絵画展特設オンラインショップ 美術館が閉館してしまい、それに伴いミュージアムショップも開けることができないという状況が続いてますよね。 ミュージアムショップは、展覧会に合わせてオリジナル商品を制作して、展覧会の感動を持ち帰りたい私のような人を喜ばせてくれる素敵な場所なんです。 「ハマスホイとデンマーク絵画展」が東京都美術館で期間途中に休館になって、その後の ...
zoomでアートと香りのお茶会を開催しました
2020年4月29日にアートと香りのお茶会をzoomを使って開催しました。 実は、3月に京都で開催する予定だった、【アートx香りで五感を磨く】アートを香りを通して楽しむ鑑賞会。コロナのせいで延期となってしまいましたが、 一緒にやることになっていた片山裕子さんから、 この機会にオンラインで何かやりませんか?と声をかけてもらいました。 今この状況で美術館はもちろん外出もままならない中 、アートやアロマやマインドフルネスの話を無料でお話しする会をやりましょうーと決まったんです。明るさが見える、気軽なお話会って感 ...
【ご感想・アートで価値観セッション】小さい頃の夢を思い出しました
2020年のお客様の感想です。 先日”アートで価値観セッション”を受けてくださった方とのこんなやりとりがあってご紹介させていただきます! このアートで価値観セッションとは、対話でアート鑑賞をしながらご自身の価値観に気づくきっかけを作るというセッションです。 今このコロナの影響で、対面での開催はしていないのですが、オンラインでやっています。 3月から開催する予定の、ロンドンナショナルギャラリー展で展示される予定の作品の中より、気になった作品を3枚ピックアップしてもらい対話を通して鑑賞していきます ...
早く本物に会いに行きたい「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像 」レオナルド・ダ・ヴィンチ
以前鑑賞会で、参加してくださったお客様が、いつかミケランジェロのピエタを見に行きたいと教えてくださいました。 私が見に行きたい作品は何だろう? 1つに絞るのはとても悩むところだけど、やっぱりこの絵だろうなと思います。 「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像 」レオナルド・ダ・ヴィンチ1474/1478年ごろワシントン・ナショナルギャラリー イギリスの大学で美術史を勉強していた時、教授からこの絵の女性に似ていると言われました。実は聞いた時はっきり言ってあんまり嬉しくなかったんです。 いくらダ・ヴィンチの絵とはいえこの ...
メディアに掲載されました
今日はちょっと嬉しいご報告が。 光文社のbisという雑誌のオフィシャルサイトのライターさんに 2月に取材を受けていて、その記事がサイトに掲載されました。 実ははじめは20代の女性向けのメディアなので (キラキラ&ガーリーな世界なので・・・) 私などで大丈夫か??と思ってました。 西洋美術はガーリーな世界観が好きなbisの読者も興味を持ってくれるのでは? 美術館の楽しみ方を知ることができれば、気軽に美術館に行きやすくなるのでは? と考えられてご連絡をく ...
西洋美術への敬意があふれる「コルオートン・ホールのレノルズ記念碑」ジョン・コンスタブル
「コルオートン・ホールのレノルズ記念碑」ジョン・コンスタブル1833ー36年ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵 描かれているのはジョシュア・レノルズの記念碑と2人のルネサンスの巨匠の胸像 「コルオートン・ホールのレノルズ記念碑」というタイトルのついたこの絵は、イギリス貴族のジョージ・ハウランド・ボーモント卿の邸宅コルオートン・ホールの庭園にある記念碑を描いたものです。 1823年にコンスタブルはボーモントの邸宅コルオートン・ホールに招かれ、レノルズの記念碑などをスケッチしました。ボーモントは、アマチュア ...
「ヴァージナルの前に座る女」ヨハネス・フェルメール【365日絵のなかで旅をする】
「ヴァージナルの前に座る女」 ヨハネス・フェルメール 1671ー1674年ごろ ロンドン・ナショナルギャラリー所蔵 フェルメールの作品はとにかく美しい。 色のハーモニー 溢れる光 描き分けた質感 構図など リアルな世界のようでいて、ちょっと現実的ではないのですよね。 それは美しすぎるからなのかな。 そして引き付けられるのは、美しいだけじゃなく絵に秘められた意味があることも。 この作品には愛というテーマが潜んでいるそうです。 フェルメールの作品を見ていて気づくのが壁にかかっている絵画のこと。 結構存在感たっ ...
ジョセフ・ライト・オブ・ダービーが描く猫ー2月22日は猫の日です
2月22日は日本の猫の日なんですね。「にゃんにゃんにゃん」の語呂合わせなんだ!と気づきました。 でも猫の日は国や地域で色々とあるそうで、ヨーロッパでは2月17日、ロシアでは3月1日、台湾では4月4日、世界ネコの日は8月8日、全米ネコの日が10月29日なんだとか。それぞれどんな意味があるのだろう・・・気になります。 さて、猫が登場する絵画です。好きな作品はたくさんあります。でも、今日は可愛い♡という猫ではなく、イギリスの画家、ジョセフ・ライト・オブ・ダービーのこちらの絵。 「ロウソクの灯りのもと子猫の着せ替 ...
「麒麟がくる」の戦国時代のカラフルな色とデザインが気になってます!
ここ2−3年テレビをあまり見ていなくて、好きな時代劇とも遠ざかっていたのですが、今年のNHKの大河ドラマは気になって見ています。 それは、今年の『麒麟がくる』の衣装デザイナーの黒澤和子さんが、戦国時代は日本の歴史の中でも派手な色が使われていたらしく、衣装をとてもカラフルに華やかに作ったとおっしゃっていたのを聞いたからです。ちなみに、黒澤和子さんのお父様は黒澤明監督です。 確かに戦国時代って派手だし、デザインも今見てもお洒落だなーという物があるのです。戦場で着る陣羽織・着物・兜・日本刀など。 特に、初めて見 ...














