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近代日本画を楽しむー絵画の愉しみ画家のたくらみ【京都文化博物館】

2017-11-08 By Yoko

8 11月

こんにちは。

京都文化博物館で開催中の「ウッドワン美術館コレクション 絵画の愉たのしみ、画家のたくらみ―日本近代絵画との出会い―」を見てきました。

 

京都文化博物館おすすめ美術館賞3つのコツ!

西洋美術は勉強してきたし、展覧会によく出かけるのでそれなりに知識はありますが、日本画は正直あまり詳しくありません。今回のこの企画展は内容が豪華。そこまで詳しくない私でも知っている画家の名前がずらり。しかも絵画を愉しむコツをお伝えしたいというのがこの展覧会の目的とのこと。これは行ってみないと!!とそれが大正解!美術にそれほど馴染みがない人でも楽しめるように様々な工夫がありました。

まず、

美術鑑賞の3つのコツとして提案されていたのが

1・何はともあれ、作品をよく見ましょう。とはいえ、ただ見るといっても、よくわからない、という方も多いでしょう。そういう方は、作品を比べて見ると、違いや特徴がよくわかります。
2・展示されている作品の中で、自分が欲しい作品はどれかな、などと考えながら、お気に入りの一点を選びます。セレクトする目を持つことで、作品を真剣に見るようになります。
3・すべての作品をじっくり見ると疲れます。軽い気持ちで全体を見て、特に気に入った作品数展をもう一度見直すぐらいでも構わないんですよ。

私も全部やっていることだなぁって思いました。特にこれ好き!というのが必ずあって、それはじっくり見るし、後からまた戻って見にいったりします。でも特に心に残らない作品もあって、そういうのはさっと見る感じで進んでいくこともあります。全部じっくり見よう!とあまり張り切ると最後まで集中が続かないからです。

あと、途中で椅子に座って休憩もします。その椅子がお気に入りの作品のそばにあったりすると最高です。そこに座ってじっくりみる。独り占めのようで幸せです♡

誰が描いた何という作品何だ?とかどんな技法で書かれているんだ?とそういうのはまずは後回し。まずこの中から好きな作品探そう〜とそんな感じで楽しむのがおすすめ。好きになればそこから画家はだれ?描かれているのは何?と知っていけばいいのです。

展覧会の構成

  1. 歴史画
  2. ヌード
  3. 女性画
  4. 群像
  5. 富士山
  6. 風景
  7. 動植物

日本近代絵画の名品が7つのテーマに合わせて展示してありました。各テーマごとの説明もとってもわかりやすい。そしてテーマごとに画家が描く主題や題材、描き方の違いなどにもわかりやすい言葉で説明、そして違う画家の同題材作品が比較できるよう並べて展示。

なんと言っても横山大観、上村松園、黒田清輝、岸田劉生といった日本近代絵画の巨匠の作品がこんなにたくさん見られるのも素晴らしい。あ、この絵見たことある!この画家の名前知ってる!と思えること間違いなし。

アート初心者から、ベテランの美術愛好家の方まで楽しめるようになっています。

京都文化博物館

レンガ作りの京都文化博物館の別館は、1906年に建てられた旧日本銀行京都支店であり、現在は重要文化財に指定されている貴重な建物。1965年に移転するまではまちの銀行として親しまれてきたもの。銀行時代は行員たちの机が並び、電話やタイプを打つ音が響いていた営業室は今はホールとしてイベントなどに使われているそう。そして金庫室は今はカフェになっています。

別館の北側に鉄筋コンクリート造地上7階地下1階の建物が新たに建てられ、これが京都文化博物館の本館として使用されています。

〒604-8183 京都市中京区三条高倉
TEL.075-222-0888

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Yoko アート鑑賞で知る自分の価値観
【美化ではなく日常の女性や子どもの姿を描いたカサット】


1860年ごろ日本の美術品や工芸品がヨーロッパやアメリカに紹介されてジャポニズムと言われ人気もなりました。


印象派のアーティストがそれらに大きな影響を受けて、作品に生かしていったことは有名ですよね。


さらに、自分でと浮世絵をコレクションしていたり、日本の品を絵の中に登場させたりもしていました。


メアリー・カサットもそんな強く影響を受けた1人で、版画を制作したりもしています。


そして、アメリカ人コレクターのアートアドバイザーにもなって、印象派の作品を紹介したり、アメリカとヨーロッパの橋渡し的存在としても活躍していました。


このアドバイザー的役割については、

@yukimiyamoto777 
さんの著書
「メンタルに効く西洋美術 」にわかりやすく、詳しく書かれていて、こちらを読むことをお勧めしますよー。




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  【自分を生かす道を求めて画家 

【自分を生かす道を求めて画家にたどり着いたゴッホ】


ゴッホの激しい生き方やアルル時代の作品を見ていると、生きるために描くことが必要だったのだろうなと感じます。


大都会パリの生活に疲れて、1882年2月にアルルに旅立ちます。
アルルではパリで抑えていたものから解放されて、どんどん作品を描くゴッホ。


"自分が自分であるということをさえ意識しなくなる"

という言葉も残しています。





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  【科学的理論で時間をかけ描く 

【科学的理論で時間をかけ描くスーラ】


スーラと言えば点描画
点描画が言えばスーラ


この「グランド・ジャット島の日曜日の午後」は、どこかで目にしている人が多いだろうし、
一度見たら忘れられない作品ではないでしょうか?



印象派は、自然の中で描くこと、見たものの”印象”をすばやくキャンバスに描くことを重視していました。
そして光輝く生き生きとした明るい絵を作り出したけれど、ものの形は不鮮明で構図も曖昧になりやすいなとスーラは感じていました。
前の投稿でもご紹介したルノワールも、その辺りで行き詰まりを感じてました。



スーラはその原因は色の置き方が感覚的なのではないだろうか?と仮設をたてて、科学的な色彩理論で一点一点丁寧に色をおいて描きました。
その絵はもはや新しい印象派。


この絵なんか何点色をおいてるのだろうか・・・と驚きませんか??


以前神戸にあるファッション美術館で、カラフルな色の玉が付いた待ち針でこの絵を作った作品をみたことがあります。


あれはすごかった!!


こういうことなんだなとすごく納得のいった作品で、改めてスーラの凄さを理解できたのでした。







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 【ルノワールとモネの違い】  
【ルノワールとモネの違い】


20歳ごろ、2人ははパリの美術教室で出会います。
そこで出会った画家仲間が、グループ展を開催し、印象派と呼ばれるきっかけとなっていきます。


2人は一時期一緒に描き、とても似ているので見分けがむずかしいものも。


でも、ルノワールは印象派の描き方の限界を感じて、徐々に自分のスタイルを見つけようとしていきます。



2人の絵をたくさん並べて見ると、モネは風景画が多いけど、ルノワールは人物を描く絵が多い。



印象派の技法では、しっかりとした形が失われ、色模様になってしまう。
人物や建物などしっかりと手応えのある存在として描くことができないと考えたのですね。




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【ジヴェルニーの庭は戸外アトリエ兼モネの作品でもある】


印象派を代表する画家を、だれか1人あげてみてと言われたらやっぱりこの人しかいないでしょう!!



印象派って絵画の歴史を変えた革命児たちみたいに言われてるけど、モネは自分の”印象”をできるだけ忠実に描き続けたきたことが結果そうなってしまっただけなんですよね。



もちろん絵の才能や、鋭い感覚が備わっていたのは当然なんですが。



新しいスタイルは世の中になかなか受け入れられず、苦悩も多かったけれど、自分に嘘をつくことない生き方が作品にも力強さと明るさに溢れているように感じます。



人生の後半に移り住んだジヴェルニーに、理想の庭を作る。
それは、自分だけのアトリエであり、モネの作品でもあるのです。




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 大きく「印象派 」とくくられてい 
大きく「印象派 」とくくられていても、
描くものも、描き方も、画家としての生き方も目指すものも違います。



何に惹かれるのか?
どんなところに興味あるのか?



印象派好き!


から


ルノワールが好き
スーラが好き


さらに


絵のために美しい庭を作ったモネの生き方に憧れる
ゴッホの力強い筆致に気持ちが揺れ動かされる


とか語れるようになったらちょっと嬉しくないですか?



そして、そのあなたが惹かれるポイントには、自分の心を満たすヒントがきっとあるはず!




募集中の2月の鑑賞会は、「トライアローグ展」から3つの作品を対話鑑賞します。
プロフィールからチェックしてくださいね。




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