アート日記

子供のころから変わらない好きなもの。好きなもの、好きなことを大切にする豊かな時間。

自分の好きなもの・好きなことをする時間を大切にしていますか?

自分の好きなものや、こだわりって大人になっても変わらないなぁって感じたことを今日は書きたいと思います。

読者の方にとって全くためになる話ではないのですが、お付き合いいただけいると嬉しいです。

歴史好き


私は小学生のころから歴史が大好きでした。
社会の授業で学んだことがきっかけでしょう、戦国武将に憧れてました。

夏休みの自由研究に選んだのは、織田信長の「桶狭間の戦い」のレポート。
愛知に住む祖父母に会いに行った時、桶狭間の古戦場へ連れて行ってくれるよう頼んだのだと思います。

織田信長が天下人になる大きなきっかけとなった、桶狭間の戦い。
1560年6月12日、当時の尾張国知多郡桶狭間で、織田信長軍と今川義元軍が激突した戦いです。
2万5千人の大軍の今川軍を、織田軍はわずか2000人で奇襲し、正面から今川義元を打ち取ったんです。
結果、東海地方を仕切っていた今川が没落していき、権力者が入れ替わっていった。

織田信長の頭の良さ、カリスマ性、彼を支える家臣や家族など、そういった物語にゾクゾクしていたことをよく覚えています。

古戦場の石碑をバックに、真っ黒に日焼けした自分が嬉しそうに写っている写真まだ大切に持っています。

そんな私は今美術史を理解してアートを見る楽しさを伝えています。
当然ですが、美術史は美術の歴史です。
アートのその裏側にあるものにとても興味があるのだと最近特に思うのです。

いつの時代のどんな人がこの作品を依頼したのか?
アーティストはどのような生い立ちの人なのか?
描かれているこの女性は画家とどんな関係なのか?

これらは、私が戦国武将や、彼らを支える女性たちに興味を持ったことと対象が変わっただけで同じなんだと気づいたのです。

美しいデザインに惹かれる

先日友人と美術展に行った時、日本の美術館は展示室では鉛筆しか使ってはいけないんで、最近鉛筆を買ったんだと友人に話していました。

私の鉛筆をみた友人は
「ドイツ製じゃない?高そうな鉛筆だね・・・
私は鉛筆ならなんでもいい」と苦笑してました。

高いものではないけれど、色やデザイン、使い心地などこだわってしまうのです。
なんでも良いとはならない・・・

これも子供のころから同じ。


中学生のころ、周りの女子たちはキラキラ可愛い物に囲まれてる中、私は上質でシンプルな海外雑貨に興味津々でした。
当時の自分には高くてなかなか買えないけど、フランス製の渋いノート(たしか350円くらいしてたと・・・)を大切に使っているような子でした。

子供のころから変わってないなーと。
そう思うとなぜか自分が愛おしくなりました。

実は最近、自分の好きなものがわからない・・・
自分には趣味がなくって・・・

そんな声を聞くことがあります。

でもそんな人もきっと子供時代には好きだったこと、興味があったことあるのではないでしょうか?
年を重ね、勉強や仕事で忙しくなると、子供のころ好きだったこと忘れて過ごしてきてしまいますからね。
ぜひ、子供時代を振り返ったり、家族の方に子供時代のお話を伺ってみてください。


好きな物に囲まれて、好きなことに時間を使う。
自分のための時間。
少しづつでもそんな豊かな時間を持つこと大切だと思うのです。



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