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アート思考とは自分の興味や疑問を探求していくプロセス

2020-12-20 By Yoko

20 12月

松戸スタートアップオフィス主催の「ベストセラー「13歳からのアート思考」著者・末永幸歩さんによる特別講座&対談> アート思考で「自分なりの視点」を鍛えよう」のオンラインセミナーに参加しました。
「13歳からのアート思考」は私も実際に読んでみて、西洋美術の教え方に新たな視点をもらえました。
自分の常識とは何なのか?アートをもとに向き合う思考法だとも捉えました。

でもさらにもっと深く知ってみたいと末永さんの講演を探していたところ、末永さんの講義だけでなく慶應義塾大学特任准教授/プロデューサーの若新雄純さんとの対談もあるとのことで参加することにしました。
アート思考が教育やビジネスにどう関わるのかそのあたりの話をお聞きしたかったのです。

 

私の受け取った結論は
アート思考とは、自分が興味をもっていること、日々感じた違和感などどんな小さなことも流さずに探求していくこと。
そしてこのアート思考は結果に直結することではなく、その探求していくプロセスが大切。
自分の専門のエリアから離れた活動や人との出会いの遊びの部分が視野を広げてくれることでもある。
どんなセミナーだったのか書いていきます。

 

マルセル・デュシャンの「泉」を使ったアート思考講義

まずは、「13歳からのアート思考」の著者末永幸歩さんの、マルセル・デュシャンの「泉」という作品の講義でした。
▼こんな作品です。
https://artsandculture.google.com/asset/fountain-marcel-duchamp/1QGek4Lw6B5sBQ?hl=ja

 

デュシャンはアートの定義を完全にひっくり返したアーティストとして、当時は大きな問題作であってとても重要な位置づけとなってます。
自分では作らず、買ってきた男性用小便器を向きを変えて、サインをして台においた作品。
これを誰でも飾ることができる展覧会に作品として出したけれど、結果ボツとして展示されなかった。
ただの便器でアートではないと。
アートの常識とされてきた、目で見て楽しむ作品から頭で楽しむ作品へ。
アートとは何なのか?という疑問を私たちに突きつけて、鑑賞者はそれを自分に問いかけて見る作品。

 

講義には約100人の参加者がいて、この作品をしらない方が半分くらいいらっしゃいました。
きっと衝撃だっただろうなぁーこれがアートなのか?って。

 

そして、みんなでアートとは?という問いを作るワークもあり、zoomのチャット欄がものすごく盛り上げっていました!
これが楽しかった。

 

アートにオリジナリティは必要なのか?
造り手のもの?鑑賞者のもの?
上手い、下手の概念は?
アートは常識を覆す必要があるのか?

 

などなどこの作品からこんなたくさんの問いが生まれたのですよ。
このようにアート思考はいつも自分に問いかけることが自分らしさを作っていくということなのです。

 

アート思考って何に役に立つのか?そこがもうナンセンス

若新雄純さんと末永幸歩さんとの対談でいきなり出てきたのが、このアート思考が何に役に立つのかという思考がすでにナンセンスなんだと。
それはどういうことかというと、アート思考とは結果に直結しないプロセスを追求することだからです。

 

対談の中で語られたアートとは

・思考から広がっていくもので絵を描くことだけじゃない
・疑問を持って探求していくことから生まれる
・世の中の常識のような正解にとらわれず非効率なものでもある
・結果に直結するものではなくプロセスを追求して生み出されるもの
・言葉にすると角が立ちそうなこともアートでなら表現できる

 

美術館に展示されている完成された”作品”だけがアートではなくて、作品が生み出されるプロセスがむしろ重要。
何か結果を求めて考えるのでなく、自分が持った問いからさまざまなプロセスを経て生み出されるから自分らしい作品となる。

 

それがアート思考。

 

だから例えばビジネスや教育現場では、プロセスって評価がむずかしいく、どう対処するのかっていう問題点もあるという話も出てきました。

 

末永さんは生徒さんのアート作品を評価するのに、スケッチブックなどを見てプロセスも見るようにしてるそうです。
ビジネスでも同じ。今必要と思わせて買わせることがビジネスなのに、売上が上がった、売上が下がったに至るまでの努力の過程など会社では評価されないですよね。

 

結果に直結しないけど余白や遊びといった部分も実は大切なんだと、ここはGoogleの20%ルールにも通じてるとも若新さんが話されてました。
Googleの20%ルールとは、業務時間内の20%を普段の担当業務とは異なることに充てて良いというものです。

▼Google20%ルールはこちらのサイトに詳しい説明があります。
https://www.lifehacker.jp/2020/11/223428google-says-it-still-uses-20-percent-rule-you-should-totally-copy-it.html

 

感想

今回のセミナーは、経営者の方やアートに縁のない方が多かったみたいでしたが、あの盛り上がりようはすごかったです。
末永先生の授業が面白いというのが一番で、アートもやっぱり伝え方でこんなにも面白いと感じてもらえるんだと思いました。

 

そしてアート思考については、自分がぼんやりと考えていたことが腑に落ちた感覚がありました。

 

アート思考って自分の興味や違和感を感じることを常に自分に問いかけていくこと。
どんなことにも疑問を持って、それを流さないで探求していくこと。
アーティストってそういう人ばっかりじゃないですか。
でも世の中、特に日本は常識みたいなものに囚われて違和感感じても流してしまう人が多いし、子供のころもっていた興味もどんどん無くして大人になっていく。
そういうことにおかしいと感じよう、もっと自分らしさを取り戻そうという考え方なんだと思ってます。

 

アート鑑賞や美術史を勉強することは、視野を広げ自分らしく生きることへつながると確信してます。

アートを通して物事のとらえ方に気づくことができると、今の自分の考え方や行動を理解することができます。
唯一の答えなどないアートを色んな視点で見ることで、自分のとらえ方も変えてもいいのだと気づけるからです。

 

 

 

 

 

 

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Yoko Tsuge アート鑑賞で知る自分の価値観

イギリス北西部のチェスター大聖堂の中庭です。

1092年のベネディクト派の修道院教会から、1541年英国国教会の大聖堂として変わっていった歴史のある建物です。
この場所自体はもっと古くローマ時代から礼拝に使われていたそうです。

建物は増改築を繰り返して色々な建築スタイルが見られるのですが、大聖堂の中には1092年から修道院教会として建てられた当時の部分も残っていました。


回廊を歩き、外に出るとこんな素敵な中庭が。


私は中庭が大好きです🌳
囲われていて少しプライベート感があるからなのでしょうか。
外からは見えてない分出会ったときにはっと驚かさせるからなのか…


_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _



イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、スペイン、オーストリア、スイス、チュニジア、アメリカ、中国、韓国、オーストラリア・・・


訪問した街で、美術館、教会、遺跡やギャラリーに出かけていきました。


少しでも街に溶け込んでさまざまな物を吸収したくて、自宅でやっている小さな宿に泊まったり、散歩したり、レストランやショップで店の人と会話したり。
友人の家に泊めてもらう旅は、さらにそこに住んでるかのように、異なるライフスタイルや価値観に触れる貴重な体験でもありました。


そういった経験が自分の中に積み重なって、アートを見るときにもふっとつながる感覚があったりします。



こんな状況だから今は海外旅行なんて行けないけれど、コロナから開放されたら旅からもっと学ぼう!!

ネットで見れるからいいなんて言わないで。

日々の生活から自分を開放して、知らない世界を旅することは、今まで見えていなかった自分に出会うかけがえのない体験になります。

またその場に行くことでしか感じることができない、空気感・音・匂い・感触・色や人々の生活。

誰かのフィルターを通して伝えらえる、見せたい部分だけを公開してるネットやテレビの情報ではなく、自分の目で見て体感すること。
それは自分を知ること、自分の価値観が広がるかけがえのない体験になります✨



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#没後70年吉田博展 に行ってきました #没後70年吉田博展  に行ってきました。


この展覧会を知ったのは、去年行った福井市美術館でのこと。
ダイアナ妃が執務室に飾っていた「光る海」という作品が使われた展覧会のポスターを見たのです。
過去の投稿にありますのでぜひ見てみてくださいね。


私はこの作品に一目惚れでした❣️



これ木版画なんですよ。


この繊細さを木版でどうやって表現してるのと驚いた。


光の輝きや水のゆらめき、
空気感に広い海と地平線が広がる空間。


単調になるどころかこの世界観。


この目で実物を見たくて、2021年にかけて巡回する展覧会を楽しみにしていました。


今回の展覧会は、彼が49歳から始めた木版画作品に焦点をあてたもの。
水彩や油絵でも人気絶頂だったのに、人生後半に木版画家に転向、そして木版画でも大成功します。


作品も見たかったのと同時に、どんな人物なのかとても興味がありました。(そもそも知らなかったのが悔しい)


展覧会を見た感想は、やはりすごい人だったということ。
あまりにも陳腐な表現で申し訳ないけれど、すごかった!!!


こうやってたった一瞬で人を虜にしてしまうような作品を作れる人は並大抵の人じゃない。
そのすごさや、さらに虜になった作品についてはブログに詳しく書きました。

@cosiness_and_adventure 
のリンクから飛べます。




画像で使わせてもらっている「帆船」という作品は、時刻や天候を変えた6枚の作品が並んで展示されていました。


左上から 朝、午前、午後、
下左から 夕方、夜、霧


色を変えたり、遠くの船や地平線をぼかしたり、灯りを灯したり。
ちょっとしたことかもしれないけれど、色を何度と重ねることでこの表現を作る。


学校でやった木版画しか経験がないから、そこからこのようなレベルの作品のことをイメージするには難しすぎます笑

もちろん映像で見たり、説明を読むなりして制作過程は理解できるのですが…



色を重ねる摺りの作業、浮世絵は平均10数回。
吉田博の場合は平均30数回。
1番多い作品は96回‼️


その作品も展示されてました。
もはやこれは版画だと分かっていても、筆で描いたようにしか見えませんでした。




京都展は1/18まで。
その後東京都美術館へ巡回  1/26〜3/28


そのあとはまだ正式には決まってないようですね…
展覧会サイトには書かれていませんでした。




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"常識"にとらわれず、自分らしく個性を表現して生きていくためのアート鑑賞教室を準備中です。

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  こちらの絵は、
「Wivenhoe Park, 

こちらの絵は、
「Wivenhoe Park, Essex」
ジョン・コンスタブル


ウィベンホーパークというイギリス東部にある広大な公園と、そこに立つ18世紀の邸宅を描いてます。
こちらの邸宅は4つ星ホテルとして今も残っています。
美しい風景ですよねー。



コンスタブルは人気の高いイギリス人風景画家。
イギリスから一度も出ることなく地元を中心に情感あふれる風景をたくさん描いてます。


今のコロナ禍では、生の情報に触れるという大切なことを制限されています。



旅に出ること、
美術館にいくこと
人に会うこと  などなど



その場でしか感じられないことを、人や何かのフィルターを通してではなく、五感で感じ自分の頭で考えて、経験や知識に落とし込んでいくこと。
こんな幸せなことってないと思うのです!!



旅に出たいー!
イギリスに行きたい!
私はこういった風景画を見て落ち着かせています笑



こんな気持をちょっと別の形で叶えてくれるだろうと、去年から楽しみにしていた展覧会が来月から開催されます。


『テート美術館所蔵 コンスタブル展』
三菱一号館美術館 
2/21-5/30



テート美術館はロンドンにある美術館。
コンスタブルはイギリスの風景画家として、ターナーと共にとても人気が高い画家です。
一つ年上のターナーとライバル同士としても語られることも多いのですが、実際はどうなんだろう。



絵の雰囲気も、生き方も、画家としての歩み方も違います。



今「コンスタブルの手紙」という本を読んでいます。
この本は、交友関係のあった画家、C・R・レズリーが、1843年にコンスタブルの手紙をまとめたものを、さらに編集などされて1989年に出た訳書です。



その中で、ターナーと話したとか、ターナーが自宅に来たなどの記載もあり、交友はあったようです。



1832年に、ロンドンのロイヤル・アカデミー展で、コンスタブルとターナーの絵が並んで展示されるということがありました。
その時のライバル同士の対決みたいなある事件。
今回の三菱一号館美術館での展覧会は、その2枚の作品を並べて当時の様子を再現しようとしているようです。
面白いですね。



1月の鑑賞会をこのコンスタブルとターナーの絵画で開催します。

《2枚の名画で対話型鑑賞--対話鑑賞で心を見つめる贅沢な自分時間》


イギリスの風景を描いたコンスタブルと、祖国イギリスを救ったできごとを描いたターナーの2枚の絵を、対話型鑑賞でじっくりと鑑賞してください。


感じたことを話して心を開放してみてください。


展覧会の予習にもなるでしょうか。




🔳 対話型鑑賞会については、14日にLINEからご案内をします。
ぜひご登録してお待ちくださいね。

@cosiness_and_adventure のリンクから





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対話鑑賞 * アート思考 * 西洋美術史知識で
自分のものの見方を知る。


現状を変えたければ、自分を変える。
そのためにはまずものの見方を変えること!


"常識"にとらわれず、自分らしく個性を表現して生きていくためのアート鑑賞教室を準備中です。

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【名画のバランス】

今日はかなり久しぶりに絵画の見方をブログに投稿しました!!


昨日この絵を見てて、気になって色々と線を引いていたら素晴らしいほど構図がしっかりしていることに改めて気づいたからです。


やはり名画は素晴らしい。



今さらですが、12月にやっと見れたロンドン・ナショナルギャラリー 展。
2019年からまだかまだかと楽しみにしていた絵画たちにやっと対面できました。
その時この絵に張り付くように見ていたら、監視員の方に注意されました。


近くで見てると暗くて見えなかった背景が、後ろに下がったとたんふっと浮かび上がるように見えた!!
これは感動でしたね。


絵を見る時
近くでじっくり細部を見る。
引いて全体を見る。
ぜひ立ち位置を変えて見てみてください。


今回ご紹介するような構造線や形の反復などさっとみるだけではなくあちこちに目を動かして見てみると、見えなかったものが見えたり、発見があったり絵を見る喜びが広がります。



ブログにはこの内容もう少し詳しく書いています。

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🔳 対話型鑑賞会、LINEの方で来週からご案内をします。
ぜひご登録してお待ちくださいね。




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対話鑑賞 * アート思考 * 西洋美術史知識で
"常識"にとらわれず、自分らしく個性を表現して生きていく。

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あなたにとっての美とはどんなものですか?


美しさを求めてアートを見ることを喜びにされている人多いと思います。
美の基準はその人それぞれですよね。


では、自分にとっての美について深く考えたことはありますか?
美って表面的な美しさのことだけではなく、私たちがそれぞれに持っている自分の美意識。


自分はどんな生き方をしたいのか?
好きなものは?
大切にしていることは?
自分を心地よくしてくれるものはどんなことなのか?
どんなことに我慢ができないのか?



周りの人や社会の常識に合わせて、自分に嘘をついているといつまでたっても苦しくて、何かをもとめて自分探しをしてしまうんです。



私もかつてはそうでした。
アートと共に変わってきました。



このグスタフ・クリムトの「接吻 」が好きなのは愛の素晴らしさが感じられるから。
描かれてのは男女ですが、もっと広い意味の愛。


ここでは男女の顔と手、女性の足しか描いてない。それなのに愛し合う2人をこんなにも感じさせてくれるクリムトの力量にもため息がでます。


金の輝きは、イタリアで見た中世の宗教画やモザイク画を思い出させてくれます。
ルネサンスのような成熟した技術はまだない時代だけど、神の世界を表現しようとしてたその神聖な心に感動したことを。


そして、浮世絵、甲冑、兜や漆器など日本の美術品のコレクションしていたクリムトが、ここでもそこから影響受けていることも感じられ、日本人として嬉しくもなります。


私は、こんな色んな個性がミックスされて1つのものに昇華したような作品にとても強く惹かれます。




アート鑑賞で、自分を知ること、自分らしく生きていくことを伝えていきたい。それが私の思いです。




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対話鑑賞 * アート思考 * 西洋美術史知識で
"常識"にとらわれず、自分らしく個性を表現して生きていく。

自分軸となる価値観やあり方に気がつくためのアートを通した自分を見つめる鑑賞法の教室を準備中です!

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絵画の対話型鑑賞で得られること。
この7つの効果をお伝えしたい!!



・自分のものごとのとらえ方に気がつける

・人それぞれのとらえ方があるのだという多様性を認められる

・目に見えるもの以上のものを想像する力がつく

・意識して見ようとする観察力が身につく

・正解・間違いにとらわれずに自由に自分の考えを発言できるようになる

・”アートの知識がないと鑑賞できないから自分なりに読みとっていけることがわかる

・アートを通して身についた教養が世界を広げる




たかが絵画鑑賞でしょ?って思われるかもしれないけど、とても不思議なんですが奥が深いんです。


西洋美術史を学生として学んでいく中で感じていたこと、そしてアートエデュケーターの経験をつんでいく中で得たこと。
お客様の感想も伺いながら、色々な可能性が生まれることを実感。



ブログにまとめていますので
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のリンクから読んでみてくださいね。


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