美術史好きがおすすめする、美術館ホームページを活用する5つの理由

私は海外の美術館のホームページを、いつも最大限に活用しています。
こちらのブログを書くときや、そのほか資料を作ったり、作品についてくわしく知りたい!!というとき頻繁に見にいっています。
それはアメリカやヨーロッパの主要な美術館は、所蔵作品や展覧会の情報をホームページ上で惜しげもなく公開しているからです。

ただ見ているだけでも十分に楽しいのですが、とくにおすすめしたいのは美術の勉強教材として使うという考え方。

その理由はこの5つ。

5つの理由

・専門家の情報なので信頼できる
・調べたい作品の情報がまとまっている
・関連した情報も探しやすい
・作品の画像をクローズアップできること
・画像をダウンロードができること

残念ながら全ての美術館でこちらの5つの当てはまるわけではありませんが、それでも大いに活用できるのです。

おすすめする理由とともに、活用方法や、美術館サイトを利用するときにあるとより良いものもご紹介しています。

最後までぜひ読んでくださいね。

美術のリサーチに、海外の美術館サイトがおすすめな理由5つ

専門家の情報なので信頼できること

美術館のホームページは、その内容を信頼できることが私がよく利用している一番の理由です。

美術品のあらゆるプロが調査検証した結果がまとめられているのです。

どこの誰が、どのように、どんな目的で発信しているのか?

それがわかるからこそ信頼できます。

調べたい作品の情報がまとまっている

美術館のホームページの中に、所蔵作品についてくわしくまとめられているページがあります。

こちらは、ロンドンのナショナル・ギャラリーのホームページ内にある、「アルノルフィーニの肖像」という絵のページです。

「アルノルフィーニの肖像」ヤン・ファン・エイク ロンドン・ナショナル・ギャラリーHP

画像を見るだけでなく、絵のくわしい情報がこのページにまとまっています。

Key facts には、画家の名前や制作年、サイズや素材、過去の所有者などを調べることができます。

Description には、絵の解説文が。

Download image では画像がダウンロードできます。(営利目的ではなく個人利用可能な低画質画像)

Insights では、関連情報を見ることができます。

Buy a printは、絵をプリントしたものを購入できるページが用意されています。

先日投稿したこの記事と時も、美術館HPでの情報収集は欠かせません。


関連した情報も探しやすいこと

こちらはフェルメールの「牛乳を注ぐ女」アムステルダム国立美術館HP

『More Detail』というリンクから、くわしい情報ページに飛ぶことができます。

そこには本当にさまざまなことが記載されていますが、Johannes Vermeer をクリックすると、アムステルダム国立美術館にある、フェルメールの画像がでてきます。

さらに下の方にいけば、関連した画像もでてきます。

フェルメールにはこんな絵があったのか?とか、この美術館にこの絵があったのね!という新しい発見があるのもうれしいです。

作品の画像をクローズアップできること

すべての美術館HPにあるわけではないのですが、高画質な画像をクローズアップで見ることができるサービスもあります。

前に出した、ナショナル・ギャラリーやアムステルダム国立美術館のサイトで体験してみてください。

クローズアップすることで、肉眼ではなかなか見ることができない細部まで見ることができる。
新たな発見がこちらでもたくさんあるのです。

実際美術館でこんなに近くによって見たら怒られてしまうので、これはオンラインならではの見方ですよね。

画像をダウンロードができること

こちらもできるところとできないところがあるサービスですが、画像をダウンロードできる美術館もあります。

ダウンロードした画像の使用条件も、美術館の規則を守る必要があるので注意は必要です。

たとえば、個人のブログ、非営利媒体、教育機関ならOKなど。

商用理由でもOKという美術館もあります。

美術館ごとの情報を、私も色々とまとめているので、別の機会にそういった情報も出していこうと考えいます。

美術館ホームページのおすすめの使い方

気に入った作品についてのくわしい情報を知る

美術館で見た作品、SNS、本、テレビなどで見つけた作品。


自分が気に入った作品に出会ったときは、作品の所蔵美術館のサイトを訪れてみましょう!
さらにくわしい情報を知ることができます。

例えば、2021〜2022年に日本で開催されていた、「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」。
展示されていた絵は、全て詳細ページが美術館のサイトにあります。

画像をダウンロードすると、見たいときにすぐ見れる

ダウンロード画像の利用方法は、美術館によって違い、著作権侵害になることもあるので注意が必要。

ですが自分の中だけで使う分には問題ありません。

スマホやPCに取り込んでおくと、いつでも好きなときに見ることができます。

また印刷して壁に貼ったり、額に入れて楽しむこともできます。

自分だけのオリジナルな資料を作ろう

これはかなりマニアックな使い方ですが、自分だけのオリジナルな資料を作ることもできます。

たとえば、私は昨年「メトロポリタン美術館展」のためにこのようなものを作りました。

メトロポリタン美術館のサイトでは、ダウンロードした画像は特に記載がないものは商用利用可能になっています。

画像をダウンロードして、情報などをまとめてこんな資料へ。

これは勉強になること間違いなしです!

海外の美術館ホームページを使いこなすために必要なもの

英語力

やはり英語力は必要です。

英語圏ではない美術館も、英語対応はかならずあるので困りません。

最近は日本語ページをもつ美術館もあるのですが、情報が一部だけなので、リサーチするには何の足しにもなりません・・・(笑)

翻訳アプリやGoogle 翻訳

英語をそんなに得意でなくても、今は優秀な翻訳アプリがあり役に立ちます。

私は、DeepL翻訳ツール を使っています。

Google翻訳もページをあります。

長い文章でも一気に訳してくれるので、大まかな意味を掴むのにピッタリです。

実際に読み込むと、うまく訳されていない部分があったり、ただ翻訳しただけでは理解できないものもあるので、そこを補う力は必要です。

PCやタブレット

スマホでも情報を調べるには問題はありません。

でもクローズアップしてみたり、画像を大きな画面で見たりするときには画面が小さいなぁと感じます。

作品の全体イメージから、細い部分を見るときに、どの部分なのかわからなくなったりするときに強く思いますね。

パソコンやタブレットの大きな画面で見ることができると、ストレスなく使えると思います。

まとめ

海外の美術館のホームページを使って、美術について学んだり、楽しむことができる理由や、活用方法についてご紹介しました。

美術館のホームページはただで、誰でも、どこからでもアクセスできます。

しかも内容は有料級なので、使わない手はありません。

日本の美術館のホームページや、展覧会の公式サイトには、表面的な情報しかなくて、もっと知りたい人には物足りないなと感じています。
作品についてもっと知りたいなぁと思うことはよくあるのですが、残念ですね。

美術の勉強をしながら、英語力もつける。

さらに、自由研究的に自分の興味のあることをどんどんと深める学び方ができる。

この学び方は、これからとても大切なスキルになっていくと私は考えています。


-西洋美術史の学び方