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【ルート・ブリュック 蝶の軌跡】 東京ステーションギャラリー

2019-05-30 By Yoko

30 5月

ルート・ブリュックをご存知ですか?
彼女はフィンランドを代表するセラミック・アーティストで、あのアラビア製陶所の専属アーティストとして活躍した人物です。

私は2018年に、目黒区美術館で「フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア」で彼女の作品に出会い一目惚れしました!

陶器で表現された可愛らしい世界観。
鮮やかな色も深みがありとても上品で、色の組み合わせのセンスの良さも抜群。
そして作品の内容がただ可愛らしいだけではなく、忠実な自然表現であったり、宗教をテーマにした神聖なものであったりと、彼女の目を通した日常風景にとても惹かれました。

2019年はブリュックの没後20年に当たり、約200点もの作品が集められた日本で初の個展の開催です。
持ち帰って家に飾りたくなる、初期の可愛らしい陶板作品から、晩年の抽象的な大型作品まで、ルート・ブリュックの世界が存分に楽しめます。

「フィンランド陶芸 芸術家のユートピア」も引き続き開催中ですし、合わせてぜひみていただきたいおすすめな展覧会です。

 

フィンランドのセラミックアーティスト ルート・ブリュック

展覧会で紹介されていた家族写真

 

ルート・ブリュック(Rut Bryk  1916年〜1999年)は、オーストリア人で生物学者の父とフィンランド人の母を持ち、
子供時代はスウェーデンで暮らしていました。
12歳のころ10歳だった妹を亡くし、その頃両親が離婚し、母と一緒にフィンランドへ移ります。

1936年から39年まで美術工芸中央学校でグラフィックアートを学び、イラストレーターとして活躍していたころ、
アラビア製陶所に引き抜かれ美術部門で働くことになりました。
アラビア製陶所では、ビルゲル・カイピアイネンから陶芸の基礎を学びました。

1940年ごろから、製陶所の技術者の協力を得て、2年をかけて新しい技術を確立させました。
それは、石膏板に線刻し、そこに板状の陶土を押し付けて模様をつけるというもの。
彫った溝に入り込んだ部分が凸状の線となって現れて、そこを釉薬の境界線として色を塗り分けるのです。
釉薬面を軽く拭き取った上から再度塗り重ねると、さらに違った表現もできるのだそうです。

この技法は、陶器の上から描くのとは違って、彫ることで表現される独特の世界でした。
さらに同じ模様でも、色でヴァリエーションもつけることで全く違う雰囲気の作品になります。

1951年のミラノ・トリエンナーレではグランプリを獲得します。

初期の可愛らしい作品から、1950年代末以降は、装飾をしたタイルの組み合わせの、幾何学的で立体的な大きな作品が主流となって行きます。

ルート・ブリュックは、夫でデザイナーでもあるタピオ・ヴィルッカラとともに、フィンランド芸術やデザインを象徴する存在なのです。

 

展覧会の構成

展覧会会場入ってすぐ、特別展示の大きなモザイク作品が迎えてくれます。
ブリュックの長女で、アーティストのマーリア・ヴィルカラさんの「心のモザイクールート・ブリュック、旅のかけら」です。
日本開催ということで、作品を乗せている台座が茶箱になっているというのはなんだかとても嬉しいですね。

 

I 夢と記憶

ルート・ブリュックは幼い頃から昆虫学者で画家の父に連れられてフィンランドのカレリア地方で過ごし、自然や美術に親しみました。
その中で育まれた豊かな想像力や感性はグラフィックデザイナーとして開花し、その後名窯アラビアの美術部門からスカウトされることになります。

 

結婚式/1944年

お葬式/1947年

 

II 色彩の魔術

1940年代後半〜60年の、初期〜成熟期に制作した陶器や陶板作品が展示。
アラビア製陶所のアーティストたちや工房の職人たちから学んだ技術を活かし、繊細な色使いと共に独自の技法を確立していった時期です。

ボトル/1957年
2枚の陶板がくっついた大きな作品です。ボトルがとても素敵なのですよ!!

 

ヴェネチアの宮殿:リアルト橋/1953年
ヴェネチアのシンボルの1つでもあるリアルト橋が彼女の手にかかるとこんな姿になります♪
イタリアはブリュックの子供のころからのあこがれの場所で、夫のタピオとも訪れた思い出の場所なのだそうです。

 

ヴェネチアの宮殿:柱廊/1953年
大好きな建物シリーズです。細かいところまで丁寧に作られているのでいつまでも見ていたくなります。

 

母子/1950年
1948年にサミ、54年にマーリアと2人の子供を授かったブリュックは、子供がいるからと無理したり妥協したりすることなく、子
供をモデルにしたり子どもたちに教えて一緒に作ったりしたそうです。

ライオンに化けたロバ/1957年
お腹のあたりにロバがいるのが見えますか?
本当に可愛らしい作品です。それぞれに違う形や柄があり表現力の高さに驚きです。
この前から離れたくない・・・そんな気持ちにさせる作品でした。

 

III 空間へ

転換期である1950〜60年の作品の展示。
幼い頃からカレリア地方で父と共に親しんだ蝶は、ブリュックにとって大変重要なモチーフでした。
1957年にその父を失い再び蝶の作品を作ることになります。
大小の角皿で蝶たちの舞いをダイナミックに表現するという発想は、その後の建築的なインスタレーションへとつながっていきます。

 

蝶の研究者/1950年
背景にも蝶が舞っていますね。父への愛情が溢れている作品です。

 

蝶たち/1957年
色鮮やかな蝶たちの色や形は事物に忠実なのだそうです。
こうやって規則正しく並べてあると蝶の標本のようですね。
研究者であるお父さんの標本などはきっと子供の頃から目にしているはずだから、その記憶から作られたものなのでしょうか。
写真にはありませんが、蝶が飛んでいるように壁面にも展示してありとても美しかったですよ。
200もの色の釉薬を番号で管理していたというブリュック。センスの良さにあこがれます。

 

レリーフ(アダムとイブ)/1960年代初期

十字架の下にはアダムとイブが。2人は禁断の果実の中に描かれていて、下にはその実を食べることをそそのかした蛇が・・・
2人の横には神様の目なのでしょうか?

 

レリーフ(イコン)/1960年

 

IV 偉業をなすのも小さな一歩から

後期の1960年代以降の作品。
60年代後半から、抽象表現へと変化していきます。
そこには、フィンランドでも盛んになってきた構成主義の影響がありました。

*構成主義とは、1910年ごろロシアでおこった運動で、生産性や実用性が求められた。芸術でも
グラフィックアート、幾何学形を多用した構図、限られた原色を基本とするそんな特徴の芸術。

 


泥炭池の湖/1978年

 

V 光のハーモニー

1970〜80年代の大型インスタレーションの作品。
ブリュックは、フィンランド銀行や大統領邸などの大型作品を手がけます。
1985年に最愛の夫タピオが亡くなった後、その悲しみを打ち消すように作品を作り続け、最後の大作「Ice Flow」(1987-1991年)まで貫かれました。

 

春の雲/1981年

 

まとめ

ブリュックの作品は初期から晩年にかけて大きく変化していくのだけれど、彼女の表現する世界は、彼女の見た自然や日常の光景。
それは、子供のころも、大人になり仕事をして、結婚して妻となり母親となり、愛する人を失っても変わらない彼女の大切なものであり、物事を見つめる不動な視点だから。

先日とある場で作る作品の雰囲気が大きく違うアーティストについての話題が出ました。
話をしてくださり作品を見せてくださった方も、私も、ぜんぜん違うーと言ってたのですが、
陶芸家のご主人を持つ方が、作品が変わっていくのはむしろ当然なのでないかとおっしゃっていました。

この展覧会レポートを書きながらその言葉を思い出していました。

立場や環境が変わったり、時代も変わったり、変化を求めて変わったりすることは当然なのかもしれません。

後期のブリュックの作品は幾何学的になり、色もシンプルになったけれど、そこには研ぎ澄まされた感性で自然や日常の本質が表現されているのかなと感じました。

展示スペースを出たところでは、彼女の生涯についてのドキュメンタリービデオの上映をしていました。
ちょっと長い作品でしたが、見応えありました。

 

ルート・ブリュック 蝶の軌跡展の詳細

ルート・ブリュック 蝶の軌跡
会場:東京ステーションギャラリー
東京都千代田区丸の内1−9−1

会期:2019年4月27日〜6月16日
休館日:4月29日、5月6日、6月10日を除く月曜日、5月7日
展覧会公式サイト:https://rutbryk.jp/

こちらにも巡回します
伊丹市立美術館・伊丹市立工芸センター(2019年9月7日〜10月20日)
岐阜県現代陶芸美術館(2020年4月25日〜7月5日)
久留米市美術館(2020年7月18日〜9月6日)

 

 

 

 

 

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Filed Under: 2019年, 展覧会レポート, 美術館

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1860年ごろ日本の美術品や工芸品がヨーロッパやアメリカに紹介されてジャポニズムと言われ人気もなりました。


印象派のアーティストがそれらに大きな影響を受けて、作品に生かしていったことは有名ですよね。


さらに、自分でと浮世絵をコレクションしていたり、日本の品を絵の中に登場させたりもしていました。


メアリー・カサットもそんな強く影響を受けた1人で、版画を制作したりもしています。


そして、アメリカ人コレクターのアートアドバイザーにもなって、印象派の作品を紹介したり、アメリカとヨーロッパの橋渡し的存在としても活躍していました。


このアドバイザー的役割については、

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「メンタルに効く西洋美術 」にわかりやすく、詳しく書かれていて、こちらを読むことをお勧めしますよー。




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スーラと言えば点描画
点描画が言えばスーラ


この「グランド・ジャット島の日曜日の午後」は、どこかで目にしている人が多いだろうし、
一度見たら忘れられない作品ではないでしょうか?



印象派は、自然の中で描くこと、見たものの”印象”をすばやくキャンバスに描くことを重視していました。
そして光輝く生き生きとした明るい絵を作り出したけれど、ものの形は不鮮明で構図も曖昧になりやすいなとスーラは感じていました。
前の投稿でもご紹介したルノワールも、その辺りで行き詰まりを感じてました。



スーラはその原因は色の置き方が感覚的なのではないだろうか?と仮設をたてて、科学的な色彩理論で一点一点丁寧に色をおいて描きました。
その絵はもはや新しい印象派。


この絵なんか何点色をおいてるのだろうか・・・と驚きませんか??


以前神戸にあるファッション美術館で、カラフルな色の玉が付いた待ち針でこの絵を作った作品をみたことがあります。


あれはすごかった!!


こういうことなんだなとすごく納得のいった作品で、改めてスーラの凄さを理解できたのでした。







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 【ルノワールとモネの違い】  
【ルノワールとモネの違い】


20歳ごろ、2人ははパリの美術教室で出会います。
そこで出会った画家仲間が、グループ展を開催し、印象派と呼ばれるきっかけとなっていきます。


2人は一時期一緒に描き、とても似ているので見分けがむずかしいものも。


でも、ルノワールは印象派の描き方の限界を感じて、徐々に自分のスタイルを見つけようとしていきます。



2人の絵をたくさん並べて見ると、モネは風景画が多いけど、ルノワールは人物を描く絵が多い。



印象派の技法では、しっかりとした形が失われ、色模様になってしまう。
人物や建物などしっかりと手応えのある存在として描くことができないと考えたのですね。




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【ジヴェルニーの庭は戸外アトリエ兼モネの作品でもある】


印象派を代表する画家を、だれか1人あげてみてと言われたらやっぱりこの人しかいないでしょう!!



印象派って絵画の歴史を変えた革命児たちみたいに言われてるけど、モネは自分の”印象”をできるだけ忠実に描き続けたきたことが結果そうなってしまっただけなんですよね。



もちろん絵の才能や、鋭い感覚が備わっていたのは当然なんですが。



新しいスタイルは世の中になかなか受け入れられず、苦悩も多かったけれど、自分に嘘をつくことない生き方が作品にも力強さと明るさに溢れているように感じます。



人生の後半に移り住んだジヴェルニーに、理想の庭を作る。
それは、自分だけのアトリエであり、モネの作品でもあるのです。




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 大きく「印象派 」とくくられてい 
大きく「印象派 」とくくられていても、
描くものも、描き方も、画家としての生き方も目指すものも違います。



何に惹かれるのか?
どんなところに興味あるのか?



印象派好き!


から


ルノワールが好き
スーラが好き


さらに


絵のために美しい庭を作ったモネの生き方に憧れる
ゴッホの力強い筆致に気持ちが揺れ動かされる


とか語れるようになったらちょっと嬉しくないですか?



そして、そのあなたが惹かれるポイントには、自分の心を満たすヒントがきっとあるはず!




募集中の2月の鑑賞会は、「トライアローグ展」から3つの作品を対話鑑賞します。
プロフィールからチェックしてくださいね。




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