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Yoko

英国大学で西洋美術史専攻 日本の大学で文化支援専攻 海外.国内旅で多くのアートに触れる 2019年から対話鑑賞会・講座主宰しています。 美術史の知識だけでなく、対話型鑑賞で自分はどう感じるのか?を大切にするアート鑑賞を提案しています。
「自分自身」に出会うためのアート鑑賞
絵を見ることの楽しさ、豊かさを子どもたちから改めて教えてもらったような動画をご紹介します。 ロンドン・ナショナル・ギャラリーのYoutubeチャンネルにある「One painting, many voices」。 1枚の絵画について複数の人が話すという10分前後の動画です。 専門家の方が語る解説動画の回もあれば、さまざまな人が集まった対話型鑑賞の回もあります。 どれも面白いのですが、5つの小学校から参加した生徒がペアになって語り合う回が特におすすめです。 子供たちが、最初は絵のメイン部分から、 ...
「最後の晩餐」レオナルド・ダ・ヴィンチ1495−98年サンタマリアデレグラツィエ教会付属修道院大食堂 レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」。最後の晩餐は、新約聖書の中に、キリストが拘束される前にエルサレムで12人の弟子たちと共にとった最後の食事として記録されています。ダヴィンチはその最後の晩餐の、イエスが弟子の中の一人が自分を裏切ることを予告して、「あなたがたのうちの一人が、わたしを裏切ろうとしている」と言ったまさにその直後の様子を描いています。 「裏切ろうとしている」というイエスの言葉に驚いて ...
オランダのデン・ハーグにある、マウリッツハイス美術館は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」がある世界中のアートファン憧れの美術館。 フェルメールが他にも2点、レンブラント、ヤン・ステーン、ファブリティウスなど、オランダ絵画を中心に所蔵されています。 美術館ではコロナ禍の2020年11月に、高性能カメラで撮影されたヴァーチャルツアーを公開しました。 展示室を360度ズームにして見ることは他の美術館などでもみたことがあったのですが、驚いたのは画像の美しさ!! ズームにしても画像が ...
ニューヨークにあるメトロポリタン美術館から、ヨーロッパの絵画65点やってくる展覧会が11月からスタートします。 展覧会のタイトルは「メトロポリタン美術館展ー西洋美術の500年」 このように”西洋美術の500年”というタイトルになっていれば、500年の流れを見ることができるように 各時代から特徴的な絵画が選ばれて、テーマにそって展示されるのだろうなぁと想像ができるはず。 ぜひそんなことを頭の片隅において美術館に行かれることもおすすめします。 展覧会の公式ホームページ ...
「シャルロット・デュ・ヴァルドーニュの肖像」マリー・ドニーズ・ヴィレール1801年メトロポリタン美術館所蔵 今日は、”再発見”という言葉について書きたいと思います。本や、解説などを読んでいるときに、作品やアーティストが再発見されたなどと書かれていることがあります。忘れられていた画家が再び日の目をみたりして、それまで気づかなかった良さが改めて世の中に認識されるとき使われます。 女性画家が描いた作品の中には、正当に評価されず男性画家の作品と勘違いされているものが多くあるそうです。この絵もそんな中の1つでした。 ...
美術館に行ったらかならず見かける、作品の横にある情報や解説が書いてある”キャプション”。どんなことが書いてあるのか?国立西洋美術館所蔵の絵画(上の写真です)を例にして2回にわけて説明しています。 ▼前回は作品情報にはどんなことが書いてあるのかを見ていきました。上下2枚パネルの上の部分です。 https://cosinessandadventure.com/how-to-learn-art-history-001/ 今日は下のパネルに書かれている作品解説のほうを見ていきたいと思います。 絵の横の解説パネルに ...
美術館で作品の横につけられている説明用のパネル。キャプションと言います。じっくり見る派ですか?それともあまり見ない派? 読んだけどちょっと難しい・・・言葉の意味がよくわからない・・・そんな疑問に答えながら、アートについてもっと知りたい人のために2回に分けて解説パネルについて説明していきます! そして、さらに学びを深める方法もご紹介します。 こちらは東京、上野にある国立西洋美術館所蔵の絵。アンドレア・デル・サルトの「聖母子」です。 パート1では、上のパネルの内容を見ていきましょう。4ヶ国語、「日本語、英語、 ...
イギリスの大学で美術史を学んだ私の、留学にいたるまでの経緯や、大学生活について綴る連載の2回目。1回目では、美術史を学びたいと思ったきっかけについてや大学で美術史を学ぶことになったいきさつなどをお話しました。 ▼1回目の記事はこちらです https://cosinessandadventure.com/life-as-an-art-history-student-01/ 半年弱の語学留学を終え、日本に帰国。日本で派遣社員として数ヶ月働きました。今思えば、若かったこと、派遣社員としてすぐに仕事が見つかる景気 ...
洗濯もののように吊り下げられているのも作品ですよ! 京都国立近代美術館で見た「ピピロッティ・リスト:YOUR EYE IS MY ISLANDーあなたの眼はわたしの島」の展覧会レポートです。 あれからすでに2ヶ月も経ってしまいました・・・ こちらの展覧会で私が一番感激したことは、フワフワとしたカーペットの上に座って、じっくり作品を見たいという夢が叶ったことでした。 1つや2つの作品というのではなく、展覧会会場すべてが土足厳禁になっていたからです。 なぜそれが夢だったのかというと、硬い床と靴から開放され、リ ...
まず最初にひとこと言わせてください。本当にすばらしい美術館でした! 長年気になりながら来ることを伸ばしていたことを後悔。 まだ行ったことない人はぜひ訪れていただきたい美術館です。 美術館の成り立ちは心の平安とやすらぎの場となるため 広島市市にあるひろしま美術館は、1978年に設立された美術館です。 創業100年を迎えた広島銀行が記念事業として設立し、原爆で大きな被害を受けた人々の心を、一枚の名画が癒やしたり、この場所がやすらぎの場となればと構想されたそうです。 そ ...
2022年の1月にフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」が来日するそうです。「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」という展覧会タイトルで、東京都美術館からスタートし、北海道、大阪、宮城と巡回します。 「窓辺で手紙を読む女」は、ドイツにあるドレスデン国立古典絵画館で4年間かけて修復作業がおこなわれていました。その修復とは、女性の頭の上の壁に描かれていたキューピットの画中画(絵の中に描かれている絵のことです)を、隠していた上塗りを取り除き、フェルメールが描いた状態に戻す作業です。(※このブログ記事で使っている ...
レオナルド・ダ・ヴィンチをただの”天才”として片付けるな という強いメッセージが伝わってくる本を読んでいます。 ウォルター・アイザックソン著「レオナルド・ダ・ヴィンチ」 ウォルター・アイザックソンは、あのスティーヴ・ジョブスから伝記を書くことを依頼された人物でもあります。この本は、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿をはじめとして、圧倒的な調査のもと書かれていて、ぐいぐいと引き込まれていきます。書かれていることにとても共感することが多く、アウトプットしておきたいと書いています。 レオナルドの努力は私たちも学べる ...
17世紀のオランダの画家、レンブラントが描いた名作「放蕩息子の帰還」。 この絵は新約聖書の中の、イエス・キリストが語ったというとても有名なたとえ話のワンシーンが描かれています。レンブラントの個人的な体験と深い洞察が反映されているとも考えられていて、単なる宗教的物語以上のものを私たちに語りかけています。 暗い背景に浮かび上がる父と子の姿に、レンブラントは私たちに何を伝えたいと思ったのでしょうか? 描かれている感情や思いを受け取りながら、自分の心に問いかけてみてください。 あなたはこの物語を誰の視点から見てい ...
「アルジャントゥイユの庭でのモネ一家」エドゥアール・マネ1874年メトロポリタン美術館 画家って一人で黙々と絵を描いているイメージがあるかもしれませんが、仲間で協力し合ったり、影響を与えあったり、またまたライバル視されたりというエピソードもたくさん残っています。 特に印象派は、グループ展開催から始まって互いの家を訪問したりして絵を描き合ったりする横のつながりがとても多いです。 ここではそんな作品をご紹介します。 マネが描いたモネ一家の自宅庭でのひととき 絵を描いたのはエドゥアール・マネ。そして描かれててい ...
こちらの切り絵は、私のブログやSNSにもたまに登場しているイギリスに住む6歳の姪っ子が作りました。ロックダウン中のホームスクーリングで、フランスの画家アンリ・マティスについて学んで、その課題で作ったもの。授業は4回に分かれていて、マティスの作品をみて彼の生涯について知る。または作品を作って技法や色の使い方からマティスの発想や表現力を知る。そんな素晴らしい内容でした。 でもそれ以上に私が興味を持ったのは、マティスについて学ぶということだけに収まらないことです!! 気づかせる考えさせる考えを発言させる これら ...