名作はなぜ何度でも心を動かすのか?そんなことを最近考えた。 青春時代に繰り返し繰り返し聴いていたハードロックの名曲を無性に聴きたくなる時がある。そして久しぶりに聴くと、やっぱりいいなぁ、かっこいいなと思う。あの頃の興奮が蘇るだけじゃなく、今聴くとまた違う部分が耳に残る。爆発するエネルギー、圧倒的なサウンド、複雑なのに絶妙にまとまるリズムやメロディ。ただただ激しいだけじゃなくて、絶妙に計算されたような混沌に、ぎゅっと心をつかまれる。 こういう感覚って、絵でも同じ。最初はなんとなく好きだなって眺めていた絵が、 ...