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Yoko

英国大学で西洋美術史専攻 日本の大学で文化支援専攻 海外.国内旅で多くのアートに触れる 2019年から対話鑑賞会・講座主宰しています。 美術史の知識だけでなく、対話型鑑賞で自分はどう感じるのか?を大切にするアート鑑賞を提案しています。
「自分自身」に出会うためのアート鑑賞
先週末から4日間、東京で美術館巡りをしてきました。その内3日は毎日上野に足を運ぶということになってしまいました。 西洋美術館では「もうひとつの19世紀―ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち」「キュビスム展美の革命」と常設展。東京都美術館では「永遠の都ローマ展」上野の森美術館で「モネ 連作の情景」そして国立新美術館では「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」 面白いことに、西洋美術館以外は常設コレクションがない(東京都美術館は数点だけあるようですが・・)展示会館。これを美術館と呼ぶのかなぁーといつも ...
久しぶりの国立西洋美術館で、ジョン・エヴァレット・ミレイの「狼の巣穴 」を見た。 『狼の巣穴』ジョン・エヴァレット・ミレイ 1863年 ミレイは子どもの絵もたくさん描いているけれど、彼らは何だか不安げな表情が多いように感じるのは気のせいだろうか…この絵もまさにそう。タイトルにもあるように、狼ごっこをしてるらしい。描かれているのは、4人はミレイの子供たち。左から寝そべって退屈そうな長女エフィオオカミ役で毛皮を羽織り睨みつけているのが長男エヴァレットうずくまってこちらを見ている次女のメアリー白いふわ ...
はじめまして 美術館で見た絵が気に入ったり、たまたまどこかで見かけたアート作品について興味を持ったり、はたまた海外旅行で美術館巡りをしてもっと西洋美術の見方を知っていたら楽しいかもと気づいた方がこちらのページに辿りついてくださっていると嬉しいです。 私も20年以上前、イタリアで宗教画はこうやって見るんだ!!って感動してから、今もずっと勉強を続けています。一つ一つの作品の詳しい説明は今ならネットで検索すればすぐ出てきます。でもそうではなくて、もっと単純なこと ・絵は昔から美術館に展示されていたんじゃないんだ ...
イギリス、プリマスで、ベリル・クックの絵に出会いました。彼女の作品は、日常生活のシーンを大胆かつコミカルに描いていて、親しみやすく、多くの人に愛されています。日本語ではほとんど情報が出てこないので、まだそこまで知られていないようですが、日本でも受け入れられやすい絵じゃないかな。 この絵はプリマスの美術館「The Box」に展示されていた一枚。1976年に描かれたこの絵のタイトルは、『Bowlers off the Hoe』。プリマスのホー(The Hoe)は、素晴らしい海岸線の眺めが見られる大きな公園。赤 ...
このブログにどのような検索キーワードから訪問してきてくれるのか?ということを定期的にチェックしています。自己満足でブログを作っているわけではなく、たくさんの人に読んでもらって何か持ち帰ってもらえるような満足を提供したいからです。 「マリアテレジア かわいい」という、ちょっと気になるキーワードが結構長い期間上位になっています。該当の記事はこちら https://cosinessandadventure.com/maria-theresia-by-moller この記事で取り上げているのは、オーストリア=ハプ ...
今年の2月〜6月まで、オランダのアムステルダム、ライクスミュージアムで「フェルメール展」が開催されていました。フェルメールの作品28枚が集まる大展覧会。 その展覧会を追っかけるようにフェルメールについて調べたり、美術館について調べたりしていました。今回のイギリスでの旅では、ロンドンで4枚のフェルメールを見ることができました!1枚はバッキンガム・パレスにある「音楽の稽古」2枚はナショナル・ギャラリーの、「ヴァージナルの前に座る女」と「ヴァージナルの前に立つ女」最後の1枚はケンウッドハウスの「ギターを弾く女」 ...
Chat GPTが進化しています。絵が描けるようになっていました!こちらの画像は私が描いたものです。 先日ChatGPTの入力枠に絵画のタイトルを入れました。ちょっと調べてみたいことがあったので、質問と共に入力するつもりだったのですが、すぐにエンターを押してしまいAIに質問を投げた状態になったのです。そうすると”画像生成中”となり、2枚の画像がポンと出来上がってきました!!これはびっくりです。 Chat GPTを提供しているopenAIには、DALLE-Eという画像生成AIもあったのですが、これまでは使い ...
nthony van Dyck: Charles I (1600-1649) with M. de St Antoine, public domain via Wikimedia アートコミュニティー「アートフル・ジャーニー」というコミュニティーをやっています。メインで読み物を読んでいただく月額のメンバーシップです。(今月からはオンラインのトーク会もスタートします) そこで、8月から10月にかけて回ってきた、美術館やカントリーハウスの訪問記や、見てきたアート作品の深堀などを書いています。メンバーの方より『 ...
出かけた先で入ったカフェで長坂真護さんの作品を発見した。カウンターで注文後、店内を見渡しながら「この席良さそう」とカバンを置き、顔を上げると壁に掛かった大きなフレームの中の作品に目を奪われた!あ、これは真護さんの作品だと。 この方は、ガーナの産業廃棄物処理場で働く貧しい子供たちの環境改善を目指し、アートを制作している人だ。彼の作品にはそこから持ち帰ってきた廃棄物がたくさん使われている。この廃棄物はガーナのものではなく、世界中から集まったものなのだそうだ。環境にも、働く人にも配慮したゴミ焼却場を作る資金を、 ...
言葉の表現力をもっと磨いていかないとと、文章を書くたびに思うのだけど、自分のいつもの言葉や使い回しからなかなか成長していないなぁと感じる日々。 その文章を読むだけで、色や形だけでなく、肌触りまで想像でき、その美しさにときめいてしまうという、素敵なファッションがたくさん登場する本が私の憧れる表現力だ。 その本は、20代の頃から持っている光野桃さんの「おしゃれの視線」。 リンク 光野さんは、主にファッションに関することをたくさん書かれていて、この本は洋服選びに迷い自分のスタイルを持ちたい!という女性のアドバイ ...
イギリスにもローマ帝国の遺跡がある。何と帝国最北部の国境となる長城だ・・・前から行ってみたいと思っていた場所で、今回いけることになった。 ローマ帝国14代目皇帝ハドリアヌスの作った、全長120kmの石の壁。当時は高さが5メートル、厚さも3メートルもあるというすごい迫力の壁だったようです。この壁がニューカッスルからカーライルまで、イングランドを横に横断するように存在していたみたい。 壁の周りには要塞があり、私はその一つの現在はミュージアムなどもあり見学できる場所に行ってきた。最大800人の人が共同生活してい ...
イギリスの旅行中、本屋にも行ってきました。 "MANGA"のコーナーがすごく広くて、若い子たちがそこにたくさん集まっているのを見て驚いたり、美術館ショップ同様にジグゾーパズルがたくさん売られているのを見たりして本屋の空間を楽しんでいました。 ARTのコーナーもちゃんと見てきましたが、私の愛読書のこの本もちゃんとありました! エルンスト・H・ゴンブリッチの「美術の物語」 イギリスの大学で学部の授業が始まる前に読んでおきなさいと本のリストをもらったのですが、そのリストにあった本です。 美術の歴史が物語のように ...
このステンドグラスを見たのは、イギリスのハリファックスという街にあるカントリーハウス、Shibden Hall(シブデン・ホール)。このステンド・グラスがShibden Hallに取り付けられたのは、16世紀のこと。でもその時に新しいガラスを入れたわけではなく、歴史のあるガラスを入れました。 20枚あるガラスですが、その一部は修道院から持ち出されたものなのだそうです。イギリスではヘンリー8世の時代彼の命令によって、多くの修道院が閉鎖や再編させられました。そうしてステンドグラスや美術品が取り外され、市場に出 ...
大阪中之島美術館で開催が始まった「テート美術館展光」に行ってきました。”光”をテーマにさまざまな表現を、約200年間のアートヒストリーの中から選んだという展示会でした。それぞれの作品を楽しむだけでなく、その関連を考えると後から後から余韻を楽しむことができて良い展覧会だったな。 本当に良い作品がたくさんありましたが、この絵に私は虜になりました! ウィリアム・ホルマン・ハント「無垢なる幼児たちの勝利」1883-84 ラファエル前派の画家たちの絵が大好きで、結構色々な絵を見てきたつもりだったけど、これは初めて目 ...
イギリス初日の夜の晩は、デザートにサプライズでケーキが出てきました! スポンジ部分には、姪っ子の書いてくれたチョコレートで“20“と“Welcome”の文字が。 20年の会社勤めに対してのお疲れ様という意味と、イギリスへようこそという気持ちをこめてくれたそうです。 感激しました😭 これからの2ヶ月は、20年前のイギリス生活でどっぷりと美術の世界に身を置き、イギリスの生活を楽しんでいた日々を再現するような日常となります。 でも、20年前とは当然ですが全く違います。 歳も重ね、体力・気力・記憶 ...