Yoko

英国大学で西洋美術史専攻 日本の大学で文化支援専攻 海外.国内旅で多くのアートに触れる 2019年から対話鑑賞会・講座主宰しています。 美術史の知識だけでなく、対話型鑑賞で自分はどう感じるのか?を大切にするアート鑑賞を提案しています。

【メールレター】ブログの更新情報をお届けしています!

これまでメルマガ「Cosiness and Advetureアート通信」を配信してきましたが、2022年11月をもって終了することになりました。そして新しくメールレター「Art and More」をスタートすることになりました。 ブログの更新情報と合わせて、アート鑑賞を、自分の本音に気がつくきっかけにしたり、人生を豊かにしてくれる一生のパートナーにするワンポイントをこのメールレターでお送りしていきます。 メールレターの登録はこちらから ▼ あなたのメール受信箱に、このようなメールレターが配信されます。 メ ...

【ルノワールの絵で体験】自分の価値観を知るアート鑑賞

自分に向き合う時間をちゃんと取っていますか? 自分は何が好きなのか?何をしたいのか?したくないことはどんなことなのか? こういった自分の本音を押し殺して毎日を過ごしてないでしょうか。 自分の声なんていつも聞いてる!って思いがちですが、けっこう意識してないとできないんですよね。 他人の評価や視線を気にして、他人軸で考えたり行動していることって本当に多いのです。 それが当たり前になっているからそのことに気がつけない・・・ 自分をほったらかして、”生き方の指針”のようなものがないとこんなことで困ってしまいます。 ...

美術史好きがおすすめする、美術館ホームページを活用する5つの理由

私は海外の美術館のホームページを、いつも最大限に活用しています。こちらのブログを書くときや、そのほか資料を作ったり、作品についてくわしく知りたい!!というとき頻繁に見にいっています。それはアメリカやヨーロッパの主要な美術館は、所蔵作品や展覧会の情報をホームページ上で惜しげもなく公開しているからです。 ただ見ているだけでも十分に楽しいのですが、とくにおすすめしたいのは美術の勉強教材として使うという考え方。 その理由はこの5つ。 5つの理由 ・専門家の情報なので信頼できる・調べたい作品の情報がまとまっている・ ...

【美術館の裏側】アートファン必見!おすすめドキュメンタリー3選

プロモーションを含みます 美術館好きの方にぜひ観てほしい、おすすめの美術館ドキュメンタリー映画 を3つご紹介します。 『プラド美術館 驚異のコレクション』『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』 それぞれ、🇪🇸 マドリッドのプラド美術館🇬🇧 ロンドンのナショナル・ギャラリー🇦🇹 ウィーンのウィーン美術史美術館を舞台に、普段は見ることのできない美術館の舞台裏にカ ...

ファン・エイク《アルノルフィーニの肖像》で知っておきたい7つのこと

何時間でも見ていられる・・・まるで魔法のように、現実の世界が一枚の板の上に再現されたこの絵。 今から約600年前、ヤン・ファン・エイクがフランドルで描いた 《アルノルフィーニの肖像》 は、現在ロンドンの ナショナル・ギャラリー に所蔵され、その神秘的な魅力は今も色褪せることがありません。なぜなら、この絵には多くの謎や象徴 が秘められているからです。・ 鏡に映る“謎の人物”・ 絵の中に隠された象徴的なアイテム・ 実ははっきりしない、アルノルフィーニ夫妻の正体・ 数世紀にわたり所有者が変わり続けた歴史 専門家 ...

レンブラントの絵を巡るアートドキュメンタリー映画「レンブラントは誰の手に」

レンブラントの名画を巡るスリリングな人間ドラマ──ドキュメンタリー映画『レンブラントは誰の手に』。2021年公開作品。原題は、「My Rembrandt」。 この映画は、レンブラントの「新発見」とされる絵画や、売り出された2枚の肖像画の行方を追いながら、美術の世界に渦巻く欲望と情熱を描いています。 ドラマに登場するのは、美術界の錚々たる顔ぶれ──貴族、画商、美術研究者、アートコレクター、修復家たち。それぞれの思惑が交錯しながら、物語は進んでいく。 これは本当にレンブラントの新発見なの?売り出された2枚の肖 ...

【アート好きのための】見逃した美術系映画を自宅でお得にみる方法

画家の人生を描いた映画。美術館やアート界の裏側に迫るドキュメンタリー。など、アート関連を扱った映画って実はたくさんあります。 映像と音声が掛け合わさった映画は、その世界に没入できること間違いなし。でもアートを扱った映画って、ミニシアターという小さな映画館でひっそり公開されていて、見逃してしまったってことないですか? または、「ああ・・・タイミングが合わずいけなかった。見たかったのに・・・」と公開日が終わってしまい残念に思ったことないでしょうか? そんな見逃してしまった映画を、自宅でしかもお得に楽しめる方法 ...

ギリシア神話に登場するオリンポス12神を絵画で見て覚えよう(+2神もご紹介)

ゼウスって聞いたことあるけれどどんな神様なの?アフロディーテとヴィーナスの違いとは?ヴィーナスのそばにキューピットがいつもいるのはなぜ? 絵を見てこんな疑問を持ったことありませんか?西洋絵画を見るときは、キリスト教やギリシア神話のストーリーを知っていると楽しめる幅がぐんと広がります。 しかし!ご存知の方も多いと思いますが、ギリシア神話って本当に複雑で、一つ一つのエピソードがドロドロしている・・・ 例えば わが子に王位を取られることを警戒して、自分の子たちを飲み込むもの。浮気を繰り返し母違いの兄弟がたくさん ...

人生の糸を紡ぐ運命の女神「ウォルドグレイブ家の貴婦人たち」ジョシュア・レノルズ

ジョシュア・レノルズの描いた美しい3人姉妹の肖像画「ウォルドグレイブ家の貴婦人たち」。白い服を着た3人の女性が小さなテーブルを挟んで、針仕事をしているところが描かれています。 髪粉をたっぷり使い優雅に髪を結い上げて、真っ白な肌に濃いチーク。家庭的な針仕事を熱心にしている姿でも描かれている。 この絵は見たとおり、貴族の女性の優雅な日常の肖像画なのでしょうか? 住む世界が違って感情移入ができない? 絵を別の角度から見ていくと、男性優位の社会のなかで、運命を切り開いた強い女性の姿も見えてきます。 あなたはそこか ...

レンブラント「夜警」についてあなたの知らない18のこと

オランダで最も有名な画家の一人であり、美術史上でも偉大な存在とされるレンブラント・ファン・レイン(1606年〜1669年)。 彼の代表作のひとつであり、誰もが一度は目にしたことがあるであろう巨大な絵画──『夜警』について、あなたはどれだけ知っていますか?(絵の大きさは縦363cm、横は437cmもあります!!) この絵の魅力は単に絵画としての素晴らしさだけではありません。実は、数々の謎や秘密が隠されており、それこそが世界中の人々を惹きつける理由のひとつなのです。 この記事では、『夜警』を18のポイントで紐 ...

初心者必見!西洋美術史を学ぶためのオススメ本5冊+実践的アドバイス

記事内に商品プロモーションを含んでいます 「美術史を学びたいな。初心者にオススメの本はなんだろう?」「たくさんあるけれどどの本を選んだらいいのだろう」 この記事ではこういった疑問に答えます。 「美術史を学んでみたいな」と思った初心者の方にオススメな本と、具体的な行動の重要性を解説しました。本で知識が増えたとしても、読むだけではすぐ忘れてしまって実はとてももったいない。知識と行動がセットになると価値を生みます。 本記事の内容・西洋美術史初心者が最初に読んでおくべき本【5冊】・さらに別の角度から美術を見るため ...

「西洋美術の歴史を旅しよう!西洋美術史入門講座」 9日目 20世紀の美術

9日目は、20世紀に生まれた8つの芸術様式をご紹介します。 ドイツ表現主義 フォーヴィスム キュビスム エコール・ド・パリ 未来派 抽象主義 ダダイスム シュルレアリスム 20世紀になると美術界はさらに様式の多様化が進みます。 それは、芸術家が各地で同時代にさまざまな個性を競い合い、自分の世界観を強く主張していったからです。 それぞれの様式は、芸術家の気まぐれや偶然的に生まれたものではなく、過去の芸術やそこから生まれた問題点を乗り越えようとおこってきたものです。 それではまず時代背景からみていきましょう。 ...

「西洋美術の歴史を旅しよう!西洋美術史入門講座」 8日目 19世紀後半〜20世紀初頭の美術

印象派、後期印象派はいかがだったでしょうか?現代に近づくにつれて、描かれているもの、色彩、描き方などがどんどんと変わってきているのを感じられたと思います。世の中の変化に印象派が生まれ、彼らによって美術の歴史が大きく動く。彼らの果たした役割は、8日、9日目との2日間に登場する多くの芸術運動が生まれるきっかけとなります。 ここからは本当にたくさん出てくるので、かなりややこしく混乱します。でも、様式も1つ1つアーティスト達の理想や思い、それをどのように表現していったのか、時代背景と共に見ていくと面白さに変わって ...

「西洋美術の歴史を旅しよう!西洋美術史入門講座」 7日目 印象派・後期印象派

ロマン主義、写実主義、バルビゾン派はいかがだったでしょうか?このように歴史をたどっていくと、美術の様式はその時代の情勢との関わりの他にも、過去の芸術スタイルの反発から新しいスタイルが生まれてきていることわかるのではないでしょうか? 印象派もまさに過去や伝統への反発。自分たちが描きたいものを描きたいように描く!画家達のそんな情熱が、常識だと思われていた芸術はこうあるべきという姿をひっくり返したのです。登場当時は嘲笑われていた彼らの生み出した作品、芸術に対する想い、主題の選び方、技法や制作スタイルなどが、その ...

「西洋美術の歴史を旅しよう!西洋美術史入門講座」 6日目 ロマン主義・写実主義・バルビゾン派

6日目はロマン主義、写実主義、バルビゾン派です。前回の最後に出てきた新古典主義は、秩序と理性を重んじたスタイルでした。 新古典主義とは異なりロマン主義は想像と感情、個性を尊重しました。作品のテーマは、古代よりも中世に焦点を当てたものが多く、また自然の力を感情の延長としてとらえ、神秘的で幻想的な風景画も登場しました。 ここでは3つの様式の時代背景を見てから一つ一つの説明に進んでいきます。 どんな時代だったのでしょうか? 1789年に始まったフランス革命は、ついに1793年ルイ16世とマリー・アントワネットが ...